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【市況】NY株式:NYダウは38ドル安、IBMが上値を抑える

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

18日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は38.56ドル安の24748.07、ナスダックは14.14ポイント高の7295.24で取引を終了した。複数の主要企業決算や原油相場の上昇が好感され、買いが先行。連日の好決算で投資家のリスク選好姿勢が強まっているものの、ITサービスのIBM(IBM)の通期見通しが予想を下振れたことが相場の重しとなり、小動きとなった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、大半の地区で雇用の伸びが確認されたものの、製造業や農業などの複数のセクターで輸入関税策や貿易摩擦による悪影響への懸念が示された。セクター別では、運輸やエネルギーが上昇する一方で食品・飲料・タバコや耐久消費財・アパレルが下落した。

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)や鉄道のCSX(CSX)は、決算内容が好感され上昇。仮想化ソフトウェアのヴイエムウェア(VMW)は、著名投資家カール・アイカーン氏が同社株を取得していることが報じられ、堅調推移。家電量販店のベストバイ(BBY)は、ネット小売のアマゾン(AMZN)と同社製スマートテレビの独占販売で提携し買われた。一方で、医薬品のアボット・ラボラトリーズ(ABT)は、既存事業の売上が予想に届かず売られた。

金属大手のアルコア(AA)は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の通期見通しも上方修正し、時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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