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【市況】明日の株式相場見通し=地合い好転し買い優勢、25日線割れ回避で心理改善

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(17日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価が、朝方に一時2万2000円台を割り込む場面があったものの、その後直ちに上昇に転じ、懸念されていた終値での25日移動平均線(2万2000円5銭=16日)割れを回避して7日ぶりに反発に転じたことを引き継いで、堅調な推移が想定される。日経平均株価の続伸を予想する。

 市場関係者からは「きょうは、特に目立ったプラス材料は見当たらなかったものの、寄り付き直後の2万2000円台割れから一気に反発に転じ、焦点と見られていた25日移動平均線を下値支持線としての反発を実現したことが、短期筋による株価指数先物買いを誘発し上昇が加速した。自律反発期待の個人投資家からとみられる買いが入ったこともあり東証1部の売買代金は3兆円を上回った」との見方が出ていた。

 16日の東京株式市場は、朝方は海外株安を受けリスク回避ムードで始まったものの、下値は頑強で直ちに買い優勢となり、急速な切り返しに転じた。日経平均株価終値は、前日比322円80銭高の2万2351円12銭と7日ぶり急反発した。

 日程面では、安倍首相の所信表明演説に注目。海外では、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉第5回会合(21日まで)、EU非公式首脳会合、米10月の住宅着工件数、中国広州モーターショー(26日まで)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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