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【市況】明日の株式相場見通し=3連休を前に持ち高調整の売り、押し目買い意欲根強く下値は限定的

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(15日)の東京株式市場は、18日の敬老の日を含む3連休を前にして、ポジション調整の動きが予想され、日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。ただ、主力株を中心に押し目買い意欲は根強いことから下値は限定的となりそうだ。

 市場関係者からは「きょう東証株価指数(TOPIX)は一時、1642.56まで買い進まれ、8月7日の取引時間中の高値1642.34を上回り、約1カ月ぶりに年初来高値を更新してきた。東証1部全体の実体を反映する指数だけに、中期的には相場の新たな上昇局面入りを示唆している。早晩、日経平均もTOPIXの動きを追随することになりそうだ。今後、3月期決算企業の通期業績見通し上方修正に伴い、日経平均採用銘柄の予想PERが低下して、より割安感が顕著となってきそうだ」との見方が出ていた。

 14日の東京株式市場は、前場は概ね買い優勢の推移となったものの、後場に入ると国連安全保障理事会の追加制裁決議に反発する北朝鮮の声明が伝えられ、地政学リスクが意識されるなか、日経平均株価は下値を探る展開に転じた。日経平均株価終値は、前日比58円38銭安の1万9807円44銭と4日ぶり反落した。

 日程面では、海外でユーロ圏財務相会合、米8月の小売売上高、米8月の鉱工業生産・設備稼働率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2017年09月14日 17時37分

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