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【特集】26年ぶり高値「ジャスダック」、大幅高待つ厳選“7銘柄”リスト <株探トップ特集>

マクドナルド <日足> 「株探」多機能チャートより

―内需好業績・割安株の宝庫、次なる“テンバガー”候補は眠っているか―

 ジャスダック市場が投資家の熱い視線を浴びている。 日経ジャスダック平均株価は足もとで26年ぶり高値に上昇。全体相場が方向感に欠ける展開となるなか、ジャスダック株に再評価機運が強まっている。ジャスダック市場に対しては「 東証マザーズに比べ、やや地味」との見方もあるが、その分、見落とされている銘柄も少なくなく、割安場面を拾えば中長期で大幅高が狙える。ジャスダック銘柄を再評価したい。

●手詰まり感強まるなか物色資金シフト

 日経ジャスダック平均株価は30日に続伸し、一時3157.23まで上昇した。これは、91年7月以来、約26年ぶりの高値水準だ。90年7月の4149.20には、まだ距離があるが91年6月高値3333.78は視野に入ってきた。

 ジャスダック指数は、年初から15%強の上昇。2月中旬から3月初旬にかけて21連騰したことも話題を集めた。日経平均株価が、年初から直近まで約3%の上昇にとどまっていることなどからも、ジャスダック人気は顕著だ。市場関係者からは、「東証1部の上値が重くなっている分、中小型株市場に関心が向かっている。なかでもこれまで見落とされがちだったジャスダック市場が物色されているようだ」との見方が出ている。

●業績回復でマクドナルドは4000円乗せ

 ジャスダック・スタンダード市場には700強の銘柄が上場しており、製造業からサービス業や小売りなど幅広い業種で構成されている。東証マザーズはITやバイオ企業などの銘柄が目立つのに対し、「ジャスダック上場企業は、やや地味目の印象」(中小型株アナリスト)との声も出ている。その分、投資家からの注目度の点では、東証マザーズが先行する面もあるようだ。しかし、そのジャスダック市場では、直近の上昇銘柄が目立っている。

 時価総額トップの日本マクドナルドホールディングス <2702> [JQ]は、業績の回復を受け上昇基調を強め、2001年8月以来の4000円をつけた。また、6月の市場替えが発表されたが、平田機工 <6258> [JQ]は有機EL関連株として株価が急伸したほか、コイル製造自動巻き線機を手掛ける日特エンジニアリング <6145> [JQ]も業績拡大期待から上昇基調を強めている。直近では著名コピーライターの糸井重里氏が社長を務めるほぼ日 <3560> [JQ]がジャスダックに上場したことも話題を集めた。

 中長期投資の観点からは、ジャスダックから東証1部への市場変更を経て、株価が数年で安値から10倍以上に上昇し「テンバガー」となった寿スピリッツ <2222> やコシダカホールディングス <2157> のような例も少なくない。ジャスダックは割安優良株を探すのに適した市場といえる。以下、ジャスダック市場の注目7銘柄を挙げてみた。

◇UTグループ <2146> [JQ]
 半導体・液晶の製造派遣・請負が主力。人手不足を背景に人材派遣サービスの需要拡大。今3月期は前期に続く最高益更新の見込み。

◇チエル <3933> [JQ]
 学校教育向けICT事業に強み。小中学校向けデジタル教材を提供。クラウドやタブレットに対応したシステム、教材を開発している。今3月期は2ケタ増収増益予想。

◇ノムラシステムコーポレーション <3940> [JQ]
 昨年9月に新規上場。主にドイツSAP社のERPパッケージの導入を手掛けている。新規案件や追加開発案件の受注が好調で今12月期業績には増額期待も。

◇エン・ジャパン <4849> [JQ]
 ネット求人大手。転職仲介サイト「エン転職」が好調。派遣会社向けも伸びる。海外展開も推進。今期は最高益予想。

◇ズーム <6694> [JQ]
 音楽用電子機器のファブレスメーカーで、ハンディオーディオレコーダーやマルチエフェクターなどが主な製品。今年3月に新規上場。海外比率高く、今12月期想定為替は1ドル=103円で業績拡大余地。

◇ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [JQ]
 産業用ロボット、半導体製造装置の位置決めに使用される精密減速機の開発・製造を手掛ける。協働ロボットなどへの供給にも期待。JPX日経400の新規採用観測も。

◇フェローテックホールディングス <6890> [JQ]
 有機ELを含むFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け真空シールなどの需要拡大。前3月期の大幅増益に続き、今期も2ケタ増益予想。


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