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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):カプコン、日本CMK、アルプス

カプコン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジェコス <9991>  1,212円  +81 円 (+7.2%)  本日終値
 27日に決算を発表。「今期経常は14%増益へ」が好感された。ジェコス <9991> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比6.4%減の65.8億円になったが、18年3月期は前期比13.9%増の75億円に拡大する見通しとなった。
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■カプコン <9697>  2,404円  +148 円 (+6.6%)  本日終値
 27日、カプコン <9697> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比10.9%増の125億円になり、続く18年3月期も前期比11.2%増の140億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。1993年3月期に達成した過去最高益(140億7800万円)の更新も視野に入っている。前期はパチスロ機などの販売が好調だったアミューズメント機器事業が収益を牽引した。今期はコンシューマ事業で主力ブランドの安定的な供給を進めるほか、利益率が高いダウンロード版の拡大に注力し、3期連続の増収増益を目指す。

■日本CMK <6958>  733円  +44 円 (+6.4%)  本日終値
 日本CMK<6958>が6連騰。27日の取引終了後、集計中の17年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の25億円から26億5000万円(前の期比7.0倍)へ、純利益が16億円から21億5000万円(前の期81億2200万円の赤字)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。円高の進行による円換算後の売り上げの目減りの影響が大きく、売上高は770億円から753億円(前の期比3.0%増)へ下振れたが、前の期から進めていた国内の経営合理化による固定費削減が計画通り進捗したことに加えて、車載分野を中心に受注が好調だったことに生産性向上による収益性改善の効果が相まって、利益は押し上げられたとしている。また、為替差益の計上や固定資産売却益の計上があり、純利益の修正幅が大きくなったという。

■マックス <6454>  1,630円  +88 円 (+5.7%)  本日終値
 27日に決算を発表。「今期経常は3%増益、前期配当を3円増額・今期も42円継続へ」が好感された。マックス <6454> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比11.4%増の64.5億円になり、18年3月期も前期比3.0%増の66.5億円に伸びる見通しとなった。5期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を39円→42円(前の期は39円)に増額し、今期も42円を継続する方針とした。
  ⇒⇒マックスの詳しい業績推移表を見る

■三菱鉛筆 <7976>  6,180円  +330 円 (+5.6%)  本日終値
 三菱鉛筆<7976>が大幅に6日続伸。27日後場、6月30日時点の株主に対して1対2株の株式分割を実施すると発表したことを引き続き好感する買いが流入した。効力発生日は7月1日。同時に発表した17年12月期第1四半期(1~3月)の連結純利益は前期比22%増の29億2200万円だった。

■ビジョン <9416>  3,930円  +190 円 (+5.1%)  本日終値
 27日、ビジョン <9416> が海外渡航者向けに外貨を電子マネーに交換するサービスを展開するポケットチェンジと戦略的業務提携したと発表したことが買い材料視された。

■アルプス電気 <6770>  3,275円  +145 円 (+4.6%)  本日終値
 27日、アルプス電気 <6770> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比14.6%減の427億円になったが、続く18年3月期は前期比18.2%増の505億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の電子部品事業の収益が拡大する見通しだ。スマートフォン向けカメラ用アクチュエーターやスイッチの新製品などの販売が拡大するほか、車載向けモジュール製品やセンサーデバイスも伸びる。なお、前提為替レートは1ドル=108円に設定している。業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比4円増の34円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■クラボウ <3106>  249円  +11 円 (+4.6%)  本日終値
 クラボウ<3106>が7日続伸。27日取引終了後、17年3月期の連結利益予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は1650億円から1618億円(前の期比6.6%減)に修正したが、営業利益は45億円から61億円(同40.3%増)へ、最終利益は30億円から35億円(同34.2%増)へ増額した。売上高は、環境メカトロニクス事業のエンジニアリング分野で大型物件の完工が遅れることが響くが、利益面では繊維事業の原糸分野やユニフォーム分野、化成品事業の住宅建材分野、それに半導体製造向け高機能樹脂加工品などが好調で従来予想から増額修正している。

■NTTドコモ <9437>  2,688円  +100.5 円 (+3.9%)  本日終値
 NTTドコモ<9437>が大幅に3日続伸。同社は27日、18年3月期の年間配当を前期比20円増の100円とすると発表した。同社の増配は4年連続。足もとの株価は、配当利回りが3.7%と高水準となることが好感されている。同日公表された18年3月期の連結純利益は前期比0.4%増の6550億円が見込まれている。

■グリー <3632>  895円  +21 円 (+2.4%)  本日終値
 グリー<3632>が大幅反発で年初来高値を更新。27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年7月~17年3月)連結決算は、売上高461億3500万円(前年同期比15.0%減)、営業利益55億9000万円(同53.5%減)と大幅営業減益となったが、最終利益が142億6700万円(同2.2倍)となったことが好感された。利益率の高いウエブゲームのコイン消費減少などが響き大幅営業減益となったが、為替差益の発生に加えて、投資有価証券売却益の計上や、子会社株式の譲渡に伴い過去に計上した関係会社株式評価損や貸倒引当金繰入額が税務上認容される見込みとなり、法人税等が減少したことが最終利益を押し上げた。同時に、未定としていた17年6月期通期業績予想を発表しており、売上高620億円(前期比11.3%減)、営業利益70億円(同50.8%減)、最終利益150億円(同78.5%増)と第3四半期までの基調継続を見込むが、計10本の開発が進行中であり、17年夏には「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ~メモリア・フレーゼ~」など人気アニメのネイティブゲームアプリをリリース予定であることから、来期業績への期待感も株高につながっているようだ。

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