【特集】今週の【上場来高値銘柄】日本Ｍ＆Ａなど6銘柄

　今週の東京市場は、北朝鮮情勢を巡って緊張が高まる中、地政学的リスクと円高進行が嫌気されリスクオフの売りが優勢となった。日経平均株価は前週比329円安と5週連続で続落し、3月2日の直近高値1万9668円からの下げ幅は1300円超に達した。

　相場全体が下落するなか嵐を突いて逆行高を演じ、上場来高値を更新した銘柄は6社だった。上場来高値を更新した銘柄は過去の売買による抵抗帯がなく、いわゆる“株価青天井”銘柄として注目されるが、その数も2ケタを割ってここまで絞り込まれた。それだけに注目すべき価値を持つ可能性のある銘柄といえるかもしれない。

　上場来高値を更新した主な銘柄は18年10月期の補助金収入9億円を計上することが引き続き材料視されたオービス <7827> [ＪＱ]、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「中立→強気」に引き上げたニプロ <8086> など。日本Ｍ＆Ａセンター <2127> 、ニトリホールディングス <9843> は先週に続き上場来高値更新を果たした。


◆業種別の上場来高値を更新した銘柄一覧

● 精密機器――――――――――　 1銘柄

<8086> ニプロ

● その他製品―――――――――　 2銘柄

<7827> オービス [ＪＱ]
<7893> プロネクサス

● 情報・通信業――――――――　 1銘柄

<3902> ＭＤＶ

● 小売業―――――――――――　 1銘柄

<9843> ニトリＨＤ

● サービス業―――――――――　 1銘柄

<2127> Ｍ＆Ａ

※15年1月時点で株式を新規公開し、東証1部、２部、マザース、ジャスダック市場に上場する銘柄を対象とした。

株探ニュース