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【特集】<話題の焦点>=自動運転で注目の3D地図関連銘柄

ゼンリン <日足> 「株探」多機能チャートより
 自動運転向けの3次元(3D)地図関連銘柄が話題を集めている。

 自動運転を実現するためには、車と道路の正確な位置関係を把握することが必須となる。そのための高精度な3D地図の製作に向けた動きが急ピッチで進んでいる。

 同地図の製作は欧米が先行していると言われ、米グーグルはグーグルマップを活用し、自動運転車の実現を目指している。このグーグルに加え、ドイツのヒア社やオランダのトムトム社が3D地図の有力企業とみられている。

 このなか、日本でも3D地図市場の攻略に向けた動きが活発化している。例えば、日本でもゼンリン<9474>が高速道路の計測を始めているほか、アイサンテクノロジー<4667>も同地図作成を進めている。

 また、今年5月には高精度3次元地図などの製作に向けて、国内企業が集まり「ダイナミックマップ基盤企画株式会社」を設立した。参加企業は前述のゼンリン、アイサンテクノに加え三菱電機<6503>、パスコ<9232>などに自動車9社が参加し、3D地図の作製を進める。

 さらに、パイオニア<6773>は、同社が開発を進めている走行空間センサー「3DーLiDAR」とドイツ・ヒア社の高精度地図を組み合わせ自動運転向け地図を効率的に更新・運用するデータシステムの構築に向けた実証実験を行う。同社は傘下に地図製作子会社「インクリメントP」も擁している。

 3D地図製作に絡んでは、イメージ ワン<2667>、ドーン<2303>、アジア航測<9233>、ネクストウェア<4814>なども関連銘柄に挙げられている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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