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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):フロンテオ、SOMPO、国際石開帝石

フロンテオ <日足> 「株探」多機能チャートより
■FRONTEO <2158>  964円  +107 円 (+12.5%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が高い。同社はきょう、子会社のFRONTEOヘルスケアが、がん個別化医療AI(人工知能)システム開発を始めることを明らかにした。FRONTEOヘルスケア内に「がん個別化医療AIシステム研究開発」プロジェクトチームを新たに設け、シカゴ大学医学部内科・外科教授兼個別化医療センター副センター長を務める中村祐輔教授や、東京大学医科学研究所の醍醐弥太郎特任教授、国立がん研究センター研究所の前佛均氏を共同創業者兼アドバイザリーボードメンバーに迎える。また、がん研究会と共同研究に関する協議を開始するための契約を結んだ。

■わらべ日洋 <2918>  2,324円  +176 円 (+8.2%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 5日、わらべや日洋ホールディングス <2918> が17年2月期の連結経常利益を従来予想の34億円→39.5億円に16.2%上方修正。増益率が1.9%増→18.4%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。主力のおにぎりや弁当類の販売が伸び悩み売上は計画を下回るものの、昨年5月に稼働した岩手工場への初期投資の減少や、コスト削減による採算改善が利益を押し上げる。

■フロイント産業 <6312>  1,668円  +114 円 (+7.3%)  本日終値
 5日、フロイント産業 <6312> [JQ] が決算を発表。17年2月期上期(3-8月)の連結経常利益が前年同期比2.8倍の7億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。ジェネリック医薬品の市場拡大が追い風となった。主力の造粒・コーティング装置の受注が大きく伸びたうえ、機能性添加剤もジェネリック医薬品向けを中心に販売好調だったことが寄与した。

■SOMPO <8630>  3,250円  +198 円 (+6.5%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 5日、SOMPOホールディングス <8630> 傘下の損害保険ジャパン日本興亜が、米企業保険大手エンデュランス・スペシャルティ・ホールディングスを買収すると正式発表したことが買い材料。エンデュランス社は米国を中心に英国・バミューダなどで元受事業・再保険事業を展開するスペシャルティ保険グループ。同社の15年12月期の連結税引前利益は3億5900万ドルだった。買収を通じて海外保険事業の成長を目指す。買収総額は約6394億円。

■アスクル <2678>  4,190円  +150 円 (+3.7%)  本日終値
 5日、アスクル <2678> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.9%にあたる100万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は10月6日から17年3月31日まで。

■ウエルシア <3141>  7,090円  +240 円 (+3.5%)  本日終値
 5日、ウエルシアホールディングス <3141> が決算を発表。17年2月期上期(3-8月)の連結経常利益が前年同期比51.5%増の124億円に拡大し、従来予想の104億円を上回って着地したことが買い材料視された。昨年9月に連結子会社化したCFSコーポレーションの業績上積みが寄与した。既存店の改装効果に加え、調剤薬局の併設店を増やしたことも大幅増益に貢献した。

■国際石油開発帝石 <1605>  950円  +31.4 円 (+3.4%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>、日本海洋掘削<1606>など資源開発関連が軒並み上昇、三菱商事<8058>、三井物産<8031>など総合商社株にも買いが優勢となった。WTI原油先物価格が急伸、5日終値ベースで1ドル14セント高の1バレル=49ドル83セントと心理的フシ目である50ドル目前まで上昇しており、これを受けて前日の米国株市場では、シェブロンやエクソンモービルなど資源エネルギー関連株が全体相場を牽引するかたちで上昇した。東京市場にもこの流れが波及し、原油市況の上昇が収益面でメリットとなる銘柄群に買いが集まっている。

■薬王堂 <3385>  6,380円  +180 円 (+2.9%)  本日終値
 5日、薬王堂 <3385> が月次営業速報を発表。9月の既存店売上高が前年同月比5.5%増と18ヵ月連続で前年実績を上回ったことが買い材料視された。客数は5.2%増、客単価は0.3%増とともに伸びた。9月は台風の影響もあり苦戦する小売店が多いなか、増収を確保したことを好感する買いが向かった。なお、全店売上高は11.4%増だった。同社は積極出店を進めており、今期は9月末時点で17店舗を新規出店している。

■ブイ・テクノロジー <7717>  12,960円  +360 円 (+2.9%)  本日終値
 ブイ・テクノロジー<7717>が4日続伸、9月中旬を境に5日移動平均線をサポートラインとした戻り足が鮮明だ。ポスト液晶を担う次世代のディスプレーとして注目される有機ELは、米アップルが来秋発売予定のiPhone新機種で有機ELパネルを採用する方針にあることを受け、韓国勢を中心に関連企業の設備投資増強の動きが加速している。そのなか、同社は有機EL蒸着用のソリューションとして、樹脂フィルムとそれを補強する金属からなる「ファインハイブリッドマスク(FHM)」とその周辺装置を手掛けていることから関連有力株として注目されている。また、10月5日付でDIAMアセットマネジメントが5%超の大株主に浮上しており、株式需給面でも思惑を誘っている。

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