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【市況】NY株式:ダウは258ドル安、IEAの発表を受け石油の供給過剰懸念が再燃

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

13日の米国株式相場は下落。ダウ平均は258.32ドル安の18066.75、ナスダックは56.63ポイント安の5155.25で取引を終了した。国際エネルギー機関(IEA)が、来年の石油需要見通しを引き下げたことで原油相場が下落し、売りが先行。米国債利回りが上昇するなど追加利上げへの警戒感も強まっており、終日軟調推移となった。ダウは一時300ドルに迫る下落となった。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器を除いて全面安となり、エネルギーや不動産の下落が目立った。

原油相場の下落を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が軟調推移。動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落。大手行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は顧客200万人分の口座を無断で開設した問題で、不正慣行の撤廃を目指すため、販売目標の撤廃や金融商品の抱き合わせ販売の一時停止を発表し、売られた。

通信大手のTモバイルUS(TMUS)とスプリント(S)は、iPhone7の予約開始からそれぞれ4日間、3日間の予約数が前機種の約4倍近くに達したことを発表した。iPhone7の好調な予約販売状況を受けて、アップル(AAPL)はダウ構成銘柄30社の中で唯一上昇した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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