【市況】前場に注目すべき3つのポイント~17000円固め、ドローンや自動運転車などテーマ株物色に
ジャスダック <日足> 「株探」多機能チャートより
6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:17000円固め、ドローンや自動運転車などテーマ株物色に
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
■前場の注目材料:オバマ大統領、任期中にTPP議会承認目指す決意
■17000円固め、ドローンや自動運転車などテーマ株物色に
6日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。5日の米国株式相場はレイバー・デー(Labor Day-労働者の日)の祝日で休場だったこともあり、海外勢のフローは限られる。商いが膨らみづらい需給状況の中、方向感は出難いだろう。一方で、薄商いの中、先物主導で仕掛け的な商いに振らされやすくなるため、先物市場の動向を睨みながらの相場展開になろう。
シカゴ先物は大阪比ほぼ変わらずであり、17000円を上回っての推移となっている。週足の一目均衡表では雲下限を突破してきており、雲下限が支持線として意識される。雲の中での推移で強弱感が対立しやすいと考えられるが、基本的には先高期待が強いため、押し目拾いのスタンスになる。
物色については、やや材料系にシフトしやすく、米アップルのイベントを意識した関連物色のほか、ドローン、自動運転車、IoTなどのテーマ株での循環が続きそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き60万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り760万株、買い820万株、差し引き60万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
8月30日(火):270万株の買い越し
8月31日(水):210万株の買い越し
9月01日(木):500万株の買い越し
9月02日(金):350万株の売り越し
9月05日(月):670万株の売り越し
■前場の注目材料
・ドローンを巡る異業種提携が活発
・JASDAQ 1ヶ月ぶり高値、個人売買が活発
・北朝鮮ミサイル発射、再び経済水域に
・オバマ大統領、任期中にTPP議会承認目指す決意
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・4-6月期経常収支(予想:-200億豪ドル)
《WA》
提供:フィスコ