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【市況】NY株式:ダウは53ドル安、ADP雇用統計や原油安を嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

31日の米国株式相場は下落。ダウ平均は53.42ドル安の18400.88、ナスダックは9.77ポイント安の5213.22で取引を終了した。ADP雇用統計が予想を上振れたことで利上げ観測の拡大が意識され、売りが先行。原油相場の下落も嫌気され、下げ幅を拡大した。2日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、自動車・同部品や公益事業が上昇する一方、エネルギー、素材が下落。

原油相場の下落を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が軟調推移。税務サービスのH&Rブロック(HRB)は決算内容が嫌気され、大幅下落。ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、売られた。メディアのバイアコム(VIAB)はドーマンCEOが前週に続き、3100万ドル相当の持株を売却し、下落した。

ミネアポリス地区連銀総裁は、利上げ決定にはインフレ率の上昇など更なる情報が必要とし、慎重な見方を示した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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