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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月29日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、前週末の夜間の時間帯での円安から、本日の寄り付き値が上放れる公算です。

 前週末の26日の安値1万6320円が押し目底になって、上昇を開始するなら、目先は1万6320円での下値堅さを示す動きになる必要があります。その場合の考えられる動きは、目先の価格がいったん8月23日の高値1万6663円以上へ上げてから、23日の安値1万6452円程度まで下げて、すぐに反発する(全体として、8月26日の安値を中心にした押し目底のパターンを形成する)展開、目先3~5営業日程度で一気に戻り高値1万6943円を超える展開の2通りです。

 どちらにしても、目先は1万6663円程度まで上げると見ておきます。

 なお、現在が弱気の流れの途中なら、本日は26日の始値1万6485円以下で引けて、明日以降に1万6320円以下へ一気に下げる動きになると考えられます。

 本日の寄り付き値の値位置、寄り付き後の方向、1万6485円前後での動き方などが確認できれば、明日以降の展開がはっきりと見えてきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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