【市況】明日の株式相場見通し=円高進行警戒し続落、25日線割れで懸念も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
最近の相場では、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れを巡って、思惑的な売買が活発化する傾向が強まっており、買い入れ期待が不発に終わると、株価指数先物主導で一段安となるケースが多い。
市場関係者からは「日経平均株価は18日終値で、8月3日以来約2週間ぶりに25日移動平均線(1万6562円=18日)を下回ってきた。今後短期間に切り返して25日線を奪回しないと、調整色が強まる懸念もある」との見方が出ていた。
18日の東京株式市場は、外国為替市場で一時、1ドル=99円台半ばへと円高・ドル安が急速に進んだことを受け、主力株をはじめ広範囲に売り込まれる展開となった。日経平均株価終値は、前日比259円63銭安の1万6486円01銭と大幅反落した。
日程面では、6月の全産業活動指数、7月の全国百貨店売上高に注目。海外では、韓国サムスン電子が新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」を発売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)