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【市況】明日の株式相場見通し=押し目買いで自律反発、円相場にらみの地合い継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(17日)の東京株式市場では、きょうまでの日経平均株価続落の後を受けて押し目買いの動きも予想され、全体相場は自律反発に転じることになりそうだ。国内には目立った買い材料は見当たらないものの、海外株式市場の堅調は日本株にとっても追い風といえる。

 きょう後場からの日経平均株価下げ加速の背景について市場関係者は「株式市場が昼休みの時間帯に、外国為替市場で円が、対ドルで一気に50銭超も円高方向に急上昇するという仕掛け的な動きがあった。後場寄り付きに、一部に期待もあった日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが無かったことで、大引けに掛け円高・株安が加速する結果となった。ただ、きょうは薄商いのなかでの特別なケース」としている。

 16日の東京株式市場は、外国為替相場での円高・ドル安進行によって、前日の米株高の流れを引き継ぐことができず、後場に入ると日経平均株価は、下げ幅を拡大する展開となった。終値は、前日比273円05銭安の1万6596円51銭と急落し、この日の安値で引けた。

 日程面では、7月の訪日外国人客数、15日時点での給油所の石油製品価格、7月の日本製半導体製造装置のBBレシオに注目。海外では、7月26・27日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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