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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~ハイテクセクターに関心、「ポケモノミクス」相場は継続

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ハイテクセクターに関心、「ポケモノミクス」相場は継続
■外資系証券の注文動向:差し引き40万株の買い越し
■前場の注目材料:インソース、デュアルタップが新規上場



■ハイテクセクターに関心、「ポケモノミクス」相場は継続

21日の日本株市場は堅調な展開が見込まれる。20日の米国市場では、NYダウが9営業日続伸で連日の最高値を更新している。ハイテクや金融に良好な決算発表が相次ぎ買いが先行している。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比165円高の16855円だった。これにさや寄せする格好から、日経平均はギャップ・アップから始まろう。

また、為替市場では円相場が1ドル107円台に乗せてきており、円安が買い安心感にもつながろう。日経平均は価格帯別出来高が積み上がっている16600-16800円処の抵抗を突破してくる可能性があり、リバウンド基調が一段と強まりやすい。来週以降、本格化する決算を前に手控えムードも強まりやすいところだが、為替相場の落ち着きもあり、アク抜けにつながる展開も意識されてきそうである。

物色としては円安や米国市場の流れを背景にハイテクセクターの動向に注目。ソフトバンクグ<9984>の英半導体会社買収もあって、再編機運も高まりやすいところ。また、日本マクドナルド<2702>は「Pokmon GO」とのコラボレーションを近々実施する予定と発表。任天堂<7974>は米ADRで4%超の上昇となっていることもあり、「ポケモノミクス」相場は継続。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き40万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り820万株、買い860万株、差し引き40万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


7月13日(水):1290万株の買い越し
7月14日(木):10万株の買い越し
7月15日(金):140万株の買い越し
7月19日(火):620万株の買い越し
7月20日(水):600万株の買い越し


■前場の注目材料

・NYダウは連日最高値更新(18595.03、+36.02)
・NY原油(44.94、+0.29)
・ポケモンGO、任天堂<7974>の株式売買代金過去最高
・ダイキン<6367>、ベトナムにエアコン新工場
・ヤマト運輸(ヤマトHD<9064>)、DeNA<2432>と2017年に自動運転車での宅配へ
・ドコモ<9437>、足裏ガスの計測器(健康管理装置)を開発
・清水建設<1803>、廃炉技術、英社と提携
・トルコが3ヶ月間の非常事態宣言へ
・百貨店売上高、4カ月連続減
・訪日客、クルーズがけん引

・インソース<6200>が東証マザーズに新規上場
・デュアルタップ<3469>が東証ジャスダックに新規上場


☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・特になし


<海外>
・特になし

《WA》

 提供:フィスコ

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