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【市況】東京株式(前引け)=リスクオン継続も円高警戒で上値に重さ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 1日前引けの日経平均株価は前日比103円93銭高の1万5679円85銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は8億9783万株、売買代金概算は8875億6000万円。値上がり銘柄数は1437、対して値下がり銘柄数は396、変わらずは131銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、リスクを取る動きが継続した。前日の欧米株が総じて上昇、米国株市場ではNYダウが3日連続で大幅高となり、英国EU離脱決定で波乱展開となった前週末6月24日の下げ幅を90%取り戻した形となったことで、東京市場でも投資家心理が改善している。ただ、日経平均は今週に入り安い日がなく、上昇一服場面では戻り売り圧力も意識される展開で、1万5700円台では上値も重くなっている。取引時間中に為替が1ドル=102円台後半に円高に振れていることも警戒されている。

 個別では良品計画<7453>が大幅高。好決算発表を好感しニトリホールディングス<9843>、キャリアリンク<6070>などが値を飛ばしたほか、ハーツユナイテッドグループ<3676>が急伸、エスケイジャパン<7608>も投機資金の流入が続き連日の物色人気となっている。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ダブル・スコープ<6619>、アダストリア<2685>などが大幅安となった。出光興産<5019>、昭和シェル石油<5002>の下げも目立つ。JAL<9201>も売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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