【市況】東京株式(前引け)=リスクオン継続も円高警戒で上値に重さ
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、リスクを取る動きが継続した。前日の欧米株が総じて上昇、米国株市場ではNYダウが3日連続で大幅高となり、英国EU離脱決定で波乱展開となった前週末6月24日の下げ幅を90%取り戻した形となったことで、東京市場でも投資家心理が改善している。ただ、日経平均は今週に入り安い日がなく、上昇一服場面では戻り売り圧力も意識される展開で、1万5700円台では上値も重くなっている。取引時間中に為替が1ドル=102円台後半に円高に振れていることも警戒されている。
個別では良品計画<7453>が大幅高。好決算発表を好感しニトリホールディングス<9843>、キャリアリンク<6070>などが値を飛ばしたほか、ハーツユナイテッドグループ<3676>が急伸、エスケイジャパン<7608>も投機資金の流入が続き連日の物色人気となっている。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ダブル・スコープ<6619>、アダストリア<2685>などが大幅安となった。出光興産<5019>、昭和シェル石油<5002>の下げも目立つ。JAL<9201>も売られた。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)