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【材料】本日の注目個別銘柄:日本光電、航空電子、日清製粉など

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより

<9984> ソフトバンクグ 6252 +24
買い優勢。年初来高値を更新している。アリババ株を少なくても79億ドル(約8700億円)相当売却すると発表。アリババ株20億ドル相当を同社に売却するほか、大手政府系ファンドなどに売却するとのこと。手元流動性を確保し債務負担が軽減されるほか、新たな投資余地が生まれたことなどが材料視されているもよう。

<6807> 航空電子 1680 +195
急伸。NECが同社に対してTOBを実施すると発表している。1株1920円で買付開始は11月を予定。1000万株を買付予定数の上限としNECが保有する株式と合計し50.79%を取得、連結子会社化を目指すとしている。なお、同社は上場を維持する予定とのこと。一方、NECは小幅反落と動意薄となっている。

<8015> 豊田通商 2477 -143
6営業日ぶりに反落。大和証券では、投資判断を「2」から「3」に、目標株価を3000円から2630円にそれぞれ引き下げているもよう。利益成長期待の回復には時間がかかると見ており、配当・株主還元強化に対する期待値は低下と指摘している。足元反発基調が強まっていたことも影響し、朝方下げ幅を拡大する場面も見られた。

<6849> 日本光電 3040 -160
売り優勢。モルガン・スタンレーMUFG証券では、投資判断「アンダーウェイト」でカバレッジを開始している。先行投資的な負担増もあり、EPS成長率は当面低水準にとどまる公算が大きいとの見方。こうしたなか、他の医療機器並みのバリュエーション水準は割高であると指摘しているようだ。

<5471> 大同特殊鋼 406 +17
買い優勢。前日に自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の2.34%に当たる1000万株を取得上限としており、本日から8月19日までを取得期間としている。当面は需給の下支えにつながるとの期待感が先行へ。昨年11月から今年の1月にかけて実施した自社株買いでは、上限30億円を取得実績。

<5401> 新日鐵住金 2190 -100
売り優勢。ブラジルの製鉄事業について、合弁相手と分割協議に入る方針を固めたと報じられている。ウジミナス再建を巡る対立が背景のもようであり、海外事業の先行き懸念とも捉えられているようだ。また、ジェフリーズ証券では、投資判断を「ホールド」から「アンダーパオーム」に格下げ、目標株価も2200円から1800円に引き下げている。

<2002> 日清製粉 1811 -76
反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」へ格下げ、目標株価も2290円から1790円に引き下げている。株価は経営変化の方向性を織り込んだとみているほか、収益改善や株主還元への期待もコンセンサスに反映されたと指摘へ。TPP大筋合意に伴う麦制度改革はカタリストとして期待していたのとはほど遠い内容としている。

《XH》

 提供:フィスコ

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