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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は110円前後で推移か、日本株反発への期待でドルは底堅い動きに

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

24日のドル・円相場は、東京市場では109円46銭から109円17銭まで下落。欧米市場でドルは一時110円13銭まで上昇し、109円99銭で取引を終えた。

本日25日のドル・円は、110円前後で推移か。米6月追加利上げへの期待がやや高まっていることや日経平均株価の反発が予想されることから、ドルは底堅い動きを続ける見込み。

米商務省が24日発表した4月新築1戸建て住宅販売件数は前月比+16.6%、年率換算で61.9万戸となった。販売件数は2008年1月以来の水準。3月実績は51.1万戸から53.1万戸に上方修正された。4月の住宅価格は上昇しており、米新築住宅市場は好調であることを示唆する結果となった。

4月の新築住宅販売件数が予想を大きく上回ったことについて、市場関係者の間では「5月の販売件数は反動減の可能性が高い」との見方が出ている。ただし、3月の販売件数は上方修正されていることや販売価格は上昇していることから、「低金利や労働市場の改善は販売件数の増加などに寄与している」との声も聞かれている。また、市場関係者の一部は「来年にかけて利上げが数回実施されても、住宅市場が悪化する可能性は低い」と指摘しており、新築住宅販売件数の増加は早期利上げを促す一因になると考えているようだ。

《WA》

 提供:フィスコ

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