【市況】<マ-ケット日報> 2016年5月24日
24日の市場は日経平均が続落。終値は前日比155円安の1万6498円で、今月16日以来、約1週間ぶりの安値をつけて引けた。材料難のなかじわりと進んだ円高が重しとなって終日マイナス圏で推移。26日からの伊勢志摩サミットの中身を見極めたいとして積極的な売買も手控えられた。東証1部の売買代金1.6兆円は前日に続き本年最低を更新している。
昨日の米国市場は様子見気分の広がる中ダウ平均は小反落した。日中は大型M&Aの話題で小高く推移していたが、マイクロソフトや大手通信株の下げが響き終盤にマイナス圏へと落ちてしまった。早期利上げ観測が出てから米国株は上値の重い展開となっている。さて、国内の政策的な期待がやや後退している東京市場は、小幅に進んだ円高の動きを受けて、本日は朝から日経平均が下押す展開となった。26日~27日の伊勢志摩サミットが終わるまで買い方は手掛けにくい状況だが、仮に予想以上の合意がサミットでなされた場合に備え、売り方も真剣にはポジションを積めない状況にある。市場から期待されている消費増税先送りの件は、与党の複数の関係者から「予定通り増税」との発言が本日は出ており、徐々に材料としては薄れつつある状態。財政政策と並び市場の起爆剤とはなりにくくなっている。個別では30日付けで東証2部から1部へ指定替えするリックス <7525> とカネコ種苗 <1376> が大幅高に。一方、日産との資本関係が薄れるカルソニック <7248> が急落。野村が投資判断を引き下げたタダノ <6395> も大幅安となっている。(ストック・データバンク 編集部)
昨日の米国市場は様子見気分の広がる中ダウ平均は小反落した。日中は大型M&Aの話題で小高く推移していたが、マイクロソフトや大手通信株の下げが響き終盤にマイナス圏へと落ちてしまった。早期利上げ観測が出てから米国株は上値の重い展開となっている。さて、国内の政策的な期待がやや後退している東京市場は、小幅に進んだ円高の動きを受けて、本日は朝から日経平均が下押す展開となった。26日~27日の伊勢志摩サミットが終わるまで買い方は手掛けにくい状況だが、仮に予想以上の合意がサミットでなされた場合に備え、売り方も真剣にはポジションを積めない状況にある。市場から期待されている消費増税先送りの件は、与党の複数の関係者から「予定通り増税」との発言が本日は出ており、徐々に材料としては薄れつつある状態。財政政策と並び市場の起爆剤とはなりにくくなっている。個別では30日付けで東証2部から1部へ指定替えするリックス <7525> とカネコ種苗 <1376> が大幅高に。一方、日産との資本関係が薄れるカルソニック <7248> が急落。野村が投資判断を引き下げたタダノ <6395> も大幅安となっている。(ストック・データバンク 編集部)

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