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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):カルソカンセイ、ソニー、アキュセラなど

ソニー <日足> 「株探」多機能チャートより

ソニー<6758>:2899円(前日比-4.5円)
続落。本日業績見通し公表を控えており、様子見ムードも強まる形のようだ。前期営業利益実績2942億円に対して、今期市場コンセンサスは4000億円を上回る水準であるが、円高や熊本地震の影響などで水準は切り下がっている。本日の各社レポートでは、会社側のガイダンスとしては、みずほ証券は2500-3100億円、メリルリンチ日本証券は2900億円、モルガン・スタンレーMUFG証券では2500-3000億円とみているようだ。

リズム時計<7769>:163円(前日比+17円)
急伸。自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の9.75%に当たる937.5万株を取得上限としており、6月1日から9月30日までを取得期間としている。高水準の自社株買いによる当面の需給妙味が高まる格好のようだ。昨年11月末にかけても、1439.8万株と高水準の自社株買いを実施した実績がある。

いすゞ<7202>:1252円(前日比+42円)
買い優勢。JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1350円から1560円に引き上げている。高い商品力によるシェア拡大の可能性から、今期もLCVでの強い収益成長が期待できるとしている。固定費負担が重い先行投資局面が終わったことで、今後は持続的成長局面へ移行すると考えているもよう。

カルソカンセイ<7248>:814円(前日比-59円)
売り先行。日産が同社全株式の売却を検討と伝わっている。保有株の売却先企業、その企業の買収形態などで同社の評価は大きく変わることになるが、現段階ではTOB実施期待などが先行する状況にはなっておらず、約8割を占める日産向けの先行きに対して警戒感などが強まる格好のようだ。

アキュセラ<4589>:6580円(前日比+520円)
大幅に4日続伸。一部専門紙で17年から白内障治療薬の臨床試験を始める予定だと報じられている。同社は今年3月に米創薬ベンチャー企業から新薬候補の開発権を取得しており、新薬の研究開発を急ぐという。年内に動物実験を実施したうえで、来年からヒトを対象にした臨床試験を始める計画のようだ。また、6月上旬には加齢黄斑変性の治療薬候補「エミクススタト」について、最終段階の臨床試験結果を発表する予定とされている。

エボラブルアジア<6191>:4760円(前日比+450円)
大幅に3日続伸。インベスターズクラウ<1435>と戦略的業務提携を行ったと発表している。今回の提携は民泊運営企業向けサービス展開の第3弾となり、同社の有するOEMコンテンツやシステム開発のノウハウを生かし、インベスターズクラウのサービスプラットフォームの利用者へ向け、最適な交通手段を提供するというコンセプトにて共同でサービス開発を行う。当該提携における収益貢献は17年9月期に本格化する見通しとしている。

ミクシィ<2121>:4075円(前日比+75円)
3日ぶり反発。同社のXFLAGスタジオは、本年2月24日に提供開始したスマートフォンアプリ「マーベル ツムツム」の利用者数が5月12日に400万人を突破したと発表している。同タイトルは同社、ウォルト・ディズニー・ジャパン及びNHN PlayArtの3社で共同開発したもの。5月2日には利用者数が300万人を突破していた。

夢の街創造委<2484>:2218円(前日比+400円)
ストップ高。コミュニケーションアプリのLINEと業務提携契約を締結したと発表している。両社は今年3月に業務提携に向けた基本合意書を締結し、具体的に詳細の検討を進めていた。LINEの「Official Web App」や「SMEパートナーシッププログラム」の利用だけでなく、共同でLINEのアカウント基盤を活用した新しいビジネスモデル構築を行う。具体的にはLINEユーザー向け「出前館」サービスの開始などを挙げている。

《KS》

 提供:フィスコ

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