【市況】11時時点の日経平均は続落、カルソカンセが東証1部下落率3位にランクイン

11時00分現在の日経平均株価は16542.90円（前日比111.70円安）で推移している。23日に発表された米5月製造業購買担当者景気指数（PMI）速報値が予想外に悪化したことなどを受けて、為替相場が1ドル＝109円代前半まで円高に振れ、本日の日経平均はこれを嫌気して49円安からスタートした。寄り付きを高値に下げ幅を広げ、一時16497.71円（同156.89円安）まで下落する場面があった。ただ、引き続き積極的な売買は手控えられており、売り一巡後は15500円水準でこう着感の強い展開となっている。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱ＵＦＪ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、三井住友<8316>など売買代金上位は全般軟調。前日まで急伸していたノーリツ鋼機<7744>は下げに転じており、売買代金上位にランクインしている。クボタ<6326>やＩＨＩ<7013>は4％前後の下落に。また、日産自<7201>が株式売却を検討と報じられたカルソカンセ<7248>が6％超下落しており、タダノ<6395>、ｅｎｉｓｈ<3667>に次いで東証1部下落率3位となっている。一方、ＪＴ<2914>、ＮＴＴドコモ<9437>、ＰＤ<4587>、オリックス<8591>がしっかり。また、リズム時<7769>、日本アジア投資<8518>、ホットランド<3196>などが東証1部上昇率上位となっている。

《HK》

　提供：フィスコ