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【市況】16日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高と3日ぶり反発、レアアース関連の上げ目立つ

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

週明け16日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比23.75ポイント(0.84%)高の2850.86ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、24.88ポイント(0.84%)高の2983.53ポイントで引けている。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数は2.37ポイント(0.68%)高の352.22ポイント、深センB株指数は2.34ポイント(0.22%)高の1055.26ポイントで終了した。

資金流入の期待が支え。深セン・香港株の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)について、早ければ9月に解禁されるとの観測が支援材料だ。QFII(適格海外機関投資家)関連の口座開設が進んでいることも追い風。中国証券登記結算公司の最新データによると、QFII関連のA株取引口座は、4月まで52カ月連続で新規口座が開設されている。週末公表された経済指標の多くが弱い内容だったことを嫌気して朝方は売られたものの、中盤から買いの勢いが強まった。市場では、景気指標の下振れは織り込み済み??との見方が広がっている。

業種別では、レアアース関連株の上げが目立つ。中国北方稀土(600111/SH)が4.1%高、廈門タングステン業(600549/SH)が3.9%高で引ける。新エネ車向けの需要回復で、レアアース市況が改善しつつあることが好材料だ。非鉄関連もつれ高している。ITハイテク関連株やバイオ関連株、消費関連株などもしっかり。インフラ関連株や不動産株、空運株、銀行株、証券株なども値上がりした。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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