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【材料】エイジア---2016年3月期は2桁の増収増益で着地、2017年3月期も2桁の増収増益を見込む

エイジア <日足> 「株探」多機能チャートより

エイジア<2352>は5月10日に2016年3月期決算を発表。売上高が前の期比11.1%増の11.45億円、営業利益が同34.1%増の2.39億円、経常利益が同34.2%増の2.42億円、当期純利益が同47.9%増の1.61億円で着地。直近の会社計画に対しても、売上高で0.15億円、営業利益で0.19億円、経常利益で0.22億円、当期純利益で0.21億円それぞれ上ぶれた。1株配当金についても直近予定の17.0円から18.0円(前の期は15.0円)に引き上げた。

主力のアプリケーション事業が堅調に推移した。新商品のBtoC型企業向けマーケティングツールの開発費用が嵩んだが、アプリケーションソフト分野において、利益率やストック性の高いクラウドサービスの販売を強化。アプリケーション事業の売上高は前の期比12.5%増の9.62億円となり、売上高総利益率も前の期の70.0%から73.0%に改善した。サービスソリューション事業は、マーケティングコンサルティングサービスが伸びた一方、新商品開発に傾注した影響で受託開発案件が減少。その結果、サービスソリューション事業は売上高が前の期比4.3%増の1.82億円と増加したものの、売上高総利益率は前の期の26.5%から25.2%に低下した。

同時に2017年3月期の業積見通しも発表。2017年3月期は売上高が前期比10.4%増の12.65億円、営業利益が同10.7%増の2.65億円、経常利益が同11.2%増の2.70億円、当期純利益が同11.8%増の1.80億円と2桁の増収増益を見込む。今年6月27日に発売を予定する新商品のBtoC型企業向けマーケティングツールなどが寄与する見通しだ。

《TN》

 提供:フィスコ

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