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【市況】今週の「特異日」カレンダー(5月2日-6日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

 前週(4月25日-28日)は、大型連休突入前の4月最後の週となりました。特異日こそ巡ってきませんでしたが、勝敗の分布からは週前半2日間が「6勝4敗」、週後半2日間が「4勝6敗」と「週前半高・後半安」を暗示。そのシナリオが指し示す通りの展開を辿り、週初25日に目先の高値1万7613円を打つと、週末28日には日銀の緩和見送りを失望して624円安と急落、4月8日からの戻り相場に大きな亀裂を入れました。

 今週(5月2日-6日)はまさにゴールデンウイーク真っ只中で、週初と週末の2営業日のみとなります。市場参加者の減少が見込まれるなか、2日は「6勝4敗」、6日は「2勝3敗」と“特異日不在”の方向性の読み取り難い週が続きます。

 スケジュール面では、なんといっても週末6日(金)の米雇用統計が最大の焦点といえます。また、本日(1日)発表の中国製造業PMIを受けて、連休の谷間2日(月)の東京市場がどのような動きを示すのかが注目されます。

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