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【市況】明日の株式相場見通し=金融政策会合の内容で波乱も、大型連休を前に持ち高調整の動き

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(28日)の東京株式市場は、日銀金融政策決定会合の内容しだいで波乱展開も予想される。日経平均株価は先週末までの4日続伸で合計1296円と急騰を演じ、今週に入ってからきょうまでの3日続落で合計430円の下落となっている。

 市場関係者からは「今回の金融政策決定会合は、従来にも増して追加緩和期待強く、既に指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ額の拡大などを織り込んで、日経平均株価は大幅上昇し、外国為替市場では円安・ドル高が進行した。もし、“現状維持”ならもちろん、追加緩和実施でも、市場がその内容を“もの足りない”と受け止めれば、株安・円高が進行する可能性もある」との見方が出ていた。また、大型連休入り目前とあって持ち高調整の売りが出やすい地合いが予想される。

 27日の東京株式市場は軟調な推移となり、日経平均株価は引き続き下値を探る展開となった。終値は前日比62円79銭安の1万7290円49銭と3日続落となった。

 日程面では、黒田日銀総裁会見、4月の展望リポート、3月の鉱工業生産指数・消費者物価指数・完全実業率・有効求人倍率・家計調査・商業動態統計調査、3月の自動車生産・輸出統計に注目。海外では、米1~3月期のGDP速報値が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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