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【市況】26日の株式相場見通し=日米の金融会合を前に手控え、ガイダンスリスクへの警戒感も

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京株式市場は、今週後半にかけて開催される日米両国の金融政策決定会合を前にして、売り買いともに手控えムードが強まりそうだ。市場関係者からは「日経平均株価が先週の4日続伸で、約1300円幅上昇したことに対する反動の売りが出るのは当然。さらに、輸出関連の主力銘柄中心に、業績について会社見通しが市場予想を大きく下回る“ガイダンスリスク”への警戒感も根強いようだ」としている。26日早朝の外国為替市場では、1ドル=111円10銭台での推移となっている。

 25日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比26.51ドル安の1万7977.24ドルと小幅反落した。25日のアジアや欧州の主要株式市場がほぼ全面安となったことに加え、26日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして買い手控え姿勢が強まり、利益確定の売りで値を下げる銘柄が目立った。また、米原油先物価格の下落も売り材料となった。スダック総合株価指数は、前週末比10.442ポイント安の4895.786と3日続落した。

 日程面では、日中韓3カ国環境相会合(~27日)、3月の乗用車8社の生産・輸出実績に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC、~27日)、米3月の耐久財受注、韓国1~3月のGDP速報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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