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【材料】マークラインズ---インド子会社設立で2ケタ増収増益基調が継続

Mラインズ <日足> 「株探」多機能チャートより

マークラインズ<3901>は、自動車産業ポータルを運営し、その事業の中核であるオンライン情報サービス「自動車情報プラットフォーム」は国内外の完成車メーカーや中小の部品メーカーなど約2000社の企業が採用している。また、日本語のほか英語や中国でも情報を提供しており、外国企業が契約企業数の約4割を占めることから、海外での利用拡大も期待されている。

「自動車情報プラットフォーム」は、インターネットを通じた企業間取引(B2B)サービスである。自動車関連企業が共通に必要としながら、入手するには手間やコストがかかる世界各国の自動車産業の情報を入手できる「情報収集ツール」、及び自社の製品・技術・サービスを完成車メーカーや部品メーカーにプロモーションできる「情報発信ツール」の2つのツールで構成されている。利用者に対して、情報収集と情報発信の両面のサービスを提供することで、企業の調達活動とマーケティング活動をサポートする事業となる。

さらに、情報のみならず、法人会員様間の販促ツール、市場予測、受託調査といったコンサルティング事業のほか、顧客企業からの要望にもとづき、技術・営業・マーケティング・海外事業などの分野で独自に発掘した人材を紹介する人材紹介サービスを行う。

2016年12月期通期については、売上高が前期比18.0%増の14.54億円、営業利益が同20.1%増の5.00億円、経常利益が同20.3%増の5.09億円、当期純利益が同20.0%増の3.40億円と、2ケタ増収増益を計画。5月完成予定のシステムリノベーション、国内及び既存海外拠点の人員補充や新たに設立するインド子会社による効果を見込む。

直近の2016年1月から3月における契約企業数は94社増加しており、前年同期の増加数68社に比べ38.2%増と順調に累積しているが、今後は、5月にプロモーション広告サイトとして情報発信サービスを独立する予定であり、情報発信サービスを中核事業と位置付ける。グローバル展開にも積極的であり、インド法人の設立により海外拠点は米国、中国、ドイツ、タイ、インドの5拠点となっている。今後の投資は、国内外6拠点の強化に軸足を移す方針である。

《TN》

 提供:フィスコ

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