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【市況】米国株見通し:買い先行か、G20や産油国会合を控え様子見も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

『米株式市場』


12日のNY市場は上昇。国際通貨基金(IMF)が世界経済の見通しを引き下げたことで朝方は売られる場面もあった。しかし、産油国会合を17日に控えて、ロシアとサウジアラビアが増産凍結で合意との観測から原油相場が大幅上昇となり、株式市場も連れ高となった。ダウ平均は164.84ドル高の17721.25、ナスダックは38.69ポイント高の4872.09。


グローベックスの米株先物はしっかりであり、NYダウで80ドル高程度を織り込んで推移している。アジア市場は軒並み上昇したほか、欧州市場についても概ね2%を超える上昇で推移しており、この流れを引き継ぐ格好から、買いが先行しよう。


経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、小売売上高(3月)、生産者物価コア指数(3月)、企業在庫(2月)が予定されている。また、地区連銀経済報告(ベージュブック)、IMFが国際金融安定性報告書(GFSR)公表する。


G20財務相・中央銀行総裁会議があす14日から開催されるほか、17日には産油国の減産合意に向けた会合を控えているため、やはり結果を見極めたいとするムードも強い。短期筋のカバーによる一巡感が意識されてくると、次第に手掛けづらくなりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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