【材料】国内大手証券の銀行株見通し、マイナス金利は今回限りなら軽微も追加拡大なら業務純益１０％超減と試算

　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の銀行セクターのリポートでは、マイナス金利で運用利回りだけが下がり、利ザヤが縮小する構図がより鮮明になったと指摘。銀行の短期プライムレートの維持や従来型の保険商品販売に批判的な報道もみられるなか、預金口座手数料導入も不透明として、収入の減退が長期する状況は銀行収益の砂漠化と解説。マイナス金利は今回限りなら軽微も、追加拡大だと業務純益１０％超減と試算し、メガバンク株は２０１５年以来、ＷＴＩ原油先物価格と連動しているため、「メガバンク株は行くも戻るも原油次第」と予想。

　個別では、りそなホールディングス<8308>と三井住友トラスト・ホールディングス<8309>をトップピックに設定している。
《ＭＫ》

株探ニュース