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【市況】25日の米国市場ダイジェスト:ダウは212ドル高、原油相場の反発を好感


■NY株式:ダウは212ドル高、原油相場の反発を好感

NYダウ       ナスダック
終値 :16697.29  終値 :4582.21
前日比:+212.30   前日比:+39.60
始値 :16504.38  始値 :4554.73
高値 :16697.98  高値 :4582.21
安値 :16458.42  安値 :4516.89

25日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は212.30ドル高の16697.29、ナスダックは39.60ポイント高の4582.21で取引を終了した。欧州株が全面高となったほか、1月耐久財受注が予想を大幅に上振れたことが好感され、買いが先行。原油相場の反落で一時下落に転じたが、ベネズエラ石油相がサウジやロシアなどの主要産油国と3月中旬に会合を持つと発言したことで原油相場が反発し、上げ幅を拡大した。セクター別では全面高となり、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。

クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は決算内容が好感され、上昇。家電量販店のベストバイ(BBY)は決算が予想を上振れたほか、増配や自社株買い計画が好感され、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)はテロ容疑者が使用していたiPhoneのロック解除を巡る捜査当局の要請に対して、正式に拒否する回答を行ったが、株価への影響は限定的。一方で、PCメーカーのHPインク(HPQ)は、決算発表でPC及びプリンター販売の不振が鮮明となったことで、下落した。

明日から27日にかけてG20財務相・中銀総裁会議が開催される。中国経済や原油、各国金利動向が議論の中心となることが予想されることから、注目が集まるだろう。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:ドル・円は112円90銭、原油価格続伸&米1月耐久財受注の回復でリスクオン

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円40銭から113円02銭まで上昇し112円90銭で引けた。米国の1月耐久財受注が予想を上回り3か月ぶりのプラスに改善したこと、原油価格が上昇に転じたことを好感しリスク選好の円売り、ドル買いが再燃。

ユーロ・ドルは、1.0987ドルへ下落後、1.1050ドルへ上昇し、1.1025ドルで引けた。ユーロ・円は、123円92銭から124円64銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.3987ドルから1.3901ドルへ下落した。英国の欧州連合(EU)離脱懸念がくすぶりポンド売りが継続。ドル・スイスは、0.9952フランへ上昇後、0.9880フランへ反落した。


■NY原油:続伸で33.07ドル、ガソリン大幅高に連れ、株高も好感

NY原油は続伸(NYMEX原油4月限終値:33.07↑0.92)。31.07ドルまで下落した後、33.49ドルまで上昇した。前日発表の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、原油在庫が増加し、引き続き記録的な積み上がりになっていることが改めて注目され、原油の売りが先行。

しかし、ロシアのノバク・エネルギー相が、「石油輸出国機構(OPEC)の加盟国と非加盟国の石油担当相が3月中旬に会合を計画している」と発言。また、ガソリン先物が大幅高となり、NYダウも堅調推移だったことから、その後、原油も買い戻しが優勢になったもよう。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  12.32ドル +0.19ドル(+1.57%)
モルガン・スタンレー(MS) 24.64ドル +0.94ドル(+3.97%)
ゴールドマン・サックス(GS)148.25ドル +2.69ドル(+1.85%)
インテル(INTC)      29.62ドル +0.43ドル(+1.47%)
アップル(AAPL)      96.76ドル +0.66ドル(+0.69%)
アルファベット(GOOG)   705.75ドル +6.19ドル(+0.88%)
フェイスブック(FB)    108.07ドル +1.19ドル(+1.11%)
キャタピラー(CAT)     66.46ドル +0.58ドル(+0.88%)
アルコア(AA)       8.88ドル +0.12ドル(+1.37%)
ウォルマート(WMT)     68.05ドル +0.93ドル(+1.39%)
スプリント(S)       3.08ドル +0.03ドル(+0.99%)

《NO》

 提供:フィスコ

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