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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,000円~15,500円。

 「建国記念の日」の祝日中での米株式市場では、イエレン議長の議会証言により、利下げ観測が遠のいた結果、円は対ドルで113円台まで上昇。その後ロンドン時間でも、世界的な景気失速懸念から、リスクマネーが安全資産とされる円にシフトし、一時110円台まで円が買われた。その結果、円高進行を嫌気したシカゴの日経平均先物は、急落して取引を終えていることから、日本の日経平均も年初来安値を更新しての取引開始となるそうである。

 一巡後は、日本時間12日の7:30現在で円は112円50銭台と、日銀の介入警戒感から落ち着きを取り戻していることから、シカゴの清算値である15,195円前後での取引が想定される。ただ、下げ止まらない原油価格に加え、週末特有のポジション整理や、追証発生による処分売りなどにより、短期的なリバウンドは依然期待し難い状況だけに、マーケットは神経質な値動きが続きそうで、先物に売り仕掛けが出てくれば、大台を割り込む可能性も十分考えられるだろう。

 テクニカル的には、日足と週足のチャートでは、下値をサポートする支持線が存在しないことから、心理的伏節目である15,000円が当面の下値メドとなりそうで、新興市場のジャスダック平均やマザーズ指数も、ジャスダックは2,200ポイント、マザーズは700ポイントの各大台が下値メドとなりそうだ。

 本日の予想レンジ 15,000円~15,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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