【市況】個別銘柄戦略:資源関連株には短期見直しの動き
為替の円高をマイナス視する動きが先行しようが、原油市況上昇を映して徐々に下げ渋る展開となっていきそうだ。今後は米利上げペースの鈍化をポジティブに織り込みに行く動きともなろう。ただ、寄り前の外資系証券フローなど、海外投資家の売り圧力などには懸念も残る。本日は原油市況の上昇を映して資源関連株などへの見直しの動きが優勢となりそうだ。一方、円高が重しとなって輸出関連株には買いが向かいにくい状況であろう。本格化する決算発表では、日立やパナソニックなどが下方修正、想定の範囲内ではあろうが、円高も嫌気されてネガティブな反応が見込まれる。一方、田辺三菱薬、武田薬品など医薬品の一角には好決算みられる。ほか、三菱自動車、日ユニシス、NIPPOなど好決算と受け止められる。本日決算発表予定のシャープや東芝は思惑主導で乱高下する余地などもあろう。
《KS》
提供:フィスコ