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【市況】NY株式:ダウは222ドル安、主要企業決算やFOMC声明を嫌気


27日の米国株式相場は下落。ダウ平均は222.77ドル安の15944.46、ナスダックは99.51ポイント安の4468.17で取引を終了した。主要企業の冴えない決算を嫌気して売りが先行。FOMC結果を見極めたいとの思惑や原油相場の回復で、午後にかけて上昇に転じた。FOMCでは、政策金利は据え置かれ、原油相場の下落や世界経済を巡る懸念が示されたが、利上げ観測の後退に繋がる内容とはならず、発表後に下落する展開となり、引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスが下落した。

航空機メーカーのボーイング(BA)は軟調な16年度業績見通しが嫌気され、下落。携帯端末のアップル(AAPL)は昨日発表の決算で「iPhone」販売台数の鈍化が明らかとなり、軟調推移。建設機械のキャタピラーは12月の機械売上高が急落となり、売られた。一方で、医薬品のバイオジェン・アイデック(BIIB)は、決算内容が好感され、上昇した。

マーケット終了後にソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)が発表した10-12月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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