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2016年01月21日12時01分

【特集】<話題の焦点>=全般暴落で絶好の仕込み場到来! 「高配当・低PBR」の底値株に照準

 東京株式市場では年初から大方の想定を大きく外れた“超弱気相場”が繰り広げられている。昨年末の日経平均株価は1万9000円台に乗せていたが、大発会から強烈な売りの洗礼を浴び、1月20日時点で下げ幅は2600円強、率にして13.7%強に達した。

 昨年来下げ止まらない原油市況に対する警戒感は、中東の政府系ファンドの日本株売りの思惑へと発展、中国経済の先行き不透明感にオーバーラップした人民元安や中国・上海株市場の下げ、さらに急速に進むドル安・円高もリスクオフの流れを助長している。こうしたなか、投資家の不安心理も最高潮に達しているが、「陰極まれば陽転す」というのが過去繰り返されてきた相場の歴史でもある。ここは前向きに、理外の下げをみせた銘柄の中から、バーゲンハントできる銘柄を冷静に選別したい場面である。

 その際、狙い目となるのが株主還元に前向きな企業。配当利回りの高い銘柄はインカムゲイン期待から株価も見直される可能性が高い。また、会社の一株純資産を大きく下回る、いわゆる解散価値以下の銘柄も、その度合いが強い(PBRが低い)ほど、下値抵抗力が発揮されやすく、それに比例して水準訂正余地も膨らむ。

 そこで足もとの業績が好調で、なおかつ配当利回りが高い銘柄の中から、PBRが解散価値の半値水準(PBR0.4~0.5倍台)に放置されたものにスポットを当ててみた。ここからの下値リスクが限定的で中期リバウンド妙味が高く、3月末まで保有すれば配当金も確保できる8銘柄を抜粋した。

 堺化学工業<4078>は酸化チタンの大手で電子材料にも注力。酸化チタンの回復に加え、医薬品向け素材の好調も収益を支え、今来期連続増益が見込める。

 駒井ハルテック<5915>は橋梁や鉄骨など中心に展開、国土交通省からの大型受注実績が光る。株価低位で材料株特有の足の軽さも魅力。活発な都市再開発需要を背景に、利益率の高い鉄骨受注にも期待が募る。

 ワイエイシイ<6298>はスマートフォン向けなどに液晶分野の大型エッチング装置が大幅な伸びを示し、16年3月期営業利益は78%増の高変化を会社側では見込んでいる。LED照明なども収益貢献が見込まれる。同社はPERも7倍台と割安感が強い。

 三井造船<7003>は造船・重機大手で三井グループの重工業の中軸を担う。防衛省からの受注実績が豊富で防衛関連としての側面でも評価され、昭和飛行機工業<7404>を連結子会社に加えていることも注目ポイント。

 小型株だが内需関連で安定した業績推移をみせているハークスレイ<7561>にも意外性がある。持ち帰り弁当チェーン大手で、高齢者向けに照準を合わせた弁当宅配事業にも期待。株主還元姿勢が高く、自社株買いに前向きなほか、今期年間配当は前期比7円増配の40円を計画、配当利回りが3.4%台と特に高い点は注目。

◆高配当利回り・低PBRの底値株8銘柄

 銘柄<コード>     PBR   配当利回り   株価

あらた<2733>     0.58  2.37   2103
堺化学<4078>     0.41  2.33    343
駒井ハルテク<5915>  0.39  2.39    209
ジーテクト<5970>   0.56  2.14   1399
日阪製作<6247>    0.49  2.51    795
ワイエイシイ<6298>  0.48  2.68    744
三井造<7003>     0.54  2.51    159
ハークスレイ<7561>  0.58  3.40   1175

※株価は1月20日終値ベース(単位:倍、%、円)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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