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【経済】(中国)高騰する上海などの不動産価格、デベロッパーらでも警戒


高騰し続ける上海や深セン、北京など主要都市の不動産価格について、消費者だけでなく、デベロッパーらはすら警戒している。主要都市の住宅価格は2016年に入ってからも上昇し続け、香港の住宅価格に迫る勢い。また、用地の落札価格も急騰しており、このままではいつ住宅バブルが崩壊してもおかしくないと警戒されている。

主要都市で不動産開発を手がけるデベロッパーによると、現在の用地落札価格で住宅を整備する場合、利益率は過去最低になるという。住宅価格が下落し始めたら、デベロッパーの連続倒産を招く恐れがあると警告された。

なお、香港の住宅価格は昨年10-12月期に7.5%下落。多くの機関投資家は、香港の住宅価格の下落が序の口だとの見方を示し、2016年は本格的に下落するとみている。頭金の引き下げなど適切な対策を講じなければ、香港経済に深刻な影響をもたらすと警告されている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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