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2016年01月19日12時01分

【特集】<話題の焦点>=「食べるコスメオイル」ブーム本格化へ

 「食べるコスメオイル」が昨年からブームの兆しをみせ、今年は本格的な飛躍期を迎えそうだ。2015年は、ココナッツオイルが話題となり需要が拡大。以前からオリーブオイルや、エゴマ油など酸化し難いオイルは健康面でもダイエットにも効果があるとして馴染みがあった。これらに加えて、化粧品・コスメに使うオイルのなかに体に良い栄養素がたくさん含まれているものがあり、これを積極的に食用として活躍しようというのが「食べるコスメオイル」だ。

アマニ油、アボカドオイルなど多彩

 いま、最も注目を集めているのが、「食べる美容液」ともいわれるアマニ油だ。同油に豊富に含まれるα―リノレン酸(別名:オメガ3)は、体内で合成することができない必須脂肪酸で、皮膚や粘膜の機能を強くして細胞を正しく機能させる作用がある。ニキビや乾燥などの肌トラブルの改善、皮膚からの水分蒸発を防ぎ、肌の潤いを保つ効果もある。また、血中の中性脂肪やコレステロール量の調整に役立ち、体の代謝を促進させ、脂肪を溜めにくくし、リノール酸の過剰摂取によるアレルギーを抑制する効果も発揮するという。

 アボカドは、良質な脂肪分やビタミンEなどが含まれており、「森のバター」とも呼ばれている。アボカドオイル効果としては中性脂肪やコレステロールの減少、高血圧やむくみを解消してくれる働きがある。その他に肌に塗ると保湿効果が期待できる。さらに、モロッコにしかない貴重な木とされているアルガンツリーから抽出したアルガンオイルにも関心が集まっている。同オイルにはビタミンEやカロテン、サポニンなどが含まれており、生活習慣の予防やダイエットはもちろん、美肌や整腸効果にも期待できる。

日清オイリオグループ、J-オイルミルズ、伊藤忠食品に注目

 個別銘柄では、日清オイリオグループ<2602>は12日、オメガ3を豊富に含む「日清ヘルシードレッシング アマニ和風」を2月24日から全国で発売すると発表した。1食分(15グラム)で成人1日当たりの摂取目安量の3分の1以上に相当する1.0グラムのオメガ3が摂取できるという。また、J-オイルミルズ<2613>も6日、アマニ油をコクのあるコーン油とブレンドした家庭用油脂製品「AJINOMOTO 健康 アマニブレンド油」を2月18日から新発売すると発表している。

 また、摂津製油<2611>は、世界各国から付加価値のある油を取り寄せ、研究と共に商品化の可能性を追求しており、ぶどうの種子から抽出したグレープシードオイルを手掛けている。これは、コレステロールゼロで、ビタミンEを含むヘルシーな緑色のオイルで注目を集めている。さらに、製粉メーカーの日本製粉<2001>も、アマニ油入りドレッシングの販売を手掛けている。

 一方、伊藤忠グループの食品卸大手の伊藤忠食品<2692>は、アボカドオイル、アルガンオイルなどを欧州や南米のメーカーから輸入し、美容や健康意識の高い“体の内側からキレイになりたい”女性層をターゲットに販売を展開している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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