【経済】中国:自動車大手8社の15年新車販売、VW抜いてGMが首位に
2015年の中国新車販売に関して、トヨタ自<7203>、独フォルクス?ワーゲン(VW)、米ゼネラルモーターズ(GM)などのグローバル自動車大手8社の実績が15日までに出そろった。同8社の15年中国新車販売台数は、合算で1356万台。そのうち、GMが前年比5.2%増の361万2600台を売って最多。VWを追い抜いて首位の座を奪っている。証券日報が15日付で伝えた。
VWの同年中国販売台数は、3.4%減の354万8600台に低迷。ディーゼル車の排ガス不正問題が響いた。しかしVWの同年世界販売(2.0%減の993万1000台)への貢献度は35.75%と依然として高水準。同社にとっての世界最大市場の地位を保った。
日本勢では、トヨタ、日産自動車(7201/東証)、マツダ(7261/東証)がいずれも前年比で増加。うちマツダは11.5%増の23万5200台を売り上げて、伸びが大きかった。トヨタは8.7%増の112万2500台、日産は6.3%増の125万100台。トヨタについては、同社が発表した同年の世界販売台数(1009万8000台)でみると、中国市場でその11.12%を売り上げたことになる。
このほか米系では、GMのほか、フォードが3.0%増の111万5100台を中国で販売。増勢を保った。一方で韓国の現代・起亜グループは、同年の中国販売が4.9%減の167万8900台に低迷。8年ぶりの前年割れを強いられた。だだ第4四半期には回復基調がみられているという。16年の販売拡大を目指す。
【亜州IR】
《ZN》
提供:フィスコ