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【市況】東京株式(大引け)=474円安、米株安を引き継ぎ急反落

 14日の東京株式市場は大きく売り優勢に傾き、取引時間中に日経平均株価は一時770円強の下げで1万7000円大台を割り込む場面があった。大引けにかけて買い戻しが入り下げ渋ったものの、前日の上げ幅をほぼ帳消しにする下げとなっている。

 大引けの日経平均株価は前日比474円68銭安の1万7240円95銭と大幅反落。東証1部の売買高概算は26億株、売買代金概算は2兆8562億7000万円。値上がり銘柄数は104、対して値下がり銘柄数は1795、変わらずは36銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の米国株市場の急落や為替の円高基調を背景に再びリスク回避の売りがかさんだ。寄り前に発表された11月の機械受注統計が事前の市場予測を大幅に下回る内容だったことも下げを加速させた。材料株の一角を除きほぼ全面安商状となり、日経平均は昨年9月29日以来約3カ月半ぶりに1万7000円台を割り込む場面もあった。ただ、後場後半になると、突っ込み警戒感から空売り筋の買い戻しを誘ったほか、軟調な動きをみせていた中国・上海株が戻り足をみせたこともあって、主力株などに押し目買いが入り下げ幅を縮小する格好となった。

 個別では、村田製作所<6981>、ファーストリテイリング<9983>などが大きく下げ、小野薬品工業<4528>も急落。MonotaRO<3064>、竹内製作所<6432>、アイスタイル<3660>などが大きく売られたほか、ニプロ<8086>の下げもきつい。ネクスト<2120>、乃村工芸社<9716>も下落した。

 半面、TDK<6762>、ニコン<7731>がしっかり。アクリーティブ<8423>がストップ高、VOYAGE GROUP<3688>も一時値幅制限いっぱいに買われた。ベスト電器<8175>、ビックカメラ<3048>も買いが優勢だった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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