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【市況】日経平均は大幅に4日続落、中国株再び取引停止で18000円割れ/相場概況


日経平均は大幅に4日続落。6日の欧米株式市場は軟調だったものの、日経平均は年明け後の下落に対する反動も意識され、51円安と比較的小幅な下げからスタートした。しかし、人民元の基準値引き下げを受けて為替相場が1ドル=117円台まで円高に振れたことや、中国株が再びサーキットブレーカー発動まで売り込まれたことを受けて、日経平均は節目の18000円を割り込んだ。後場には先物への大口売りが入り、下げ幅を400円超に広げて本日の取引を終えた。大発会からの4日続落は21年ぶりとなる。

大引けの日経平均は前日比423.98円安の17767.34円となった。東証1部の売買高は23億7486万株、売買代金は2兆8338億円だった。業種別では、鉱業が5%近く下げたほか、精密機械、鉄鋼、海運業が下落率上位だった。一方、電気・ガス業のみ小幅に上昇した。

個別では、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ファナック<6954>など売買代金上位は全般軟調。富士重<7270>、マツダ<7261>、キーエンス<6861>、アルプス電<6770>が4%超、ダイキン<6367>、伊藤忠<8001>、HOYA<7741>は5%超の下落に。また、引き続き米アップルのスマートフォン「iPhone」減産への懸念から日東電<6988>が8%安と急落し、イーレックス<9517>、スクリン<7735>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、前日下げの目立った任天堂<7974>が本日はしっかり。また、エムアップ<3661>、ネオス<3627>、SKジャパン<7608>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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