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2015年12月18日11時43分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:クミアイ化、メルコ、日機装、小野薬

■クミアイ化学工業 <4996>  1,170円  +148 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
  17日、クミアイ化 <4996> が決算を発表。15年10月期の連結営業利益は前の期比41.6%増の37.2億円に拡大して着地。続く16年10月期も前期比20.9%増の45億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は国内向け水稲用除草剤の販売が拡大するほか、米・豪を中心とした畑作用除草剤の好調継続などで、21.6%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を7円→8円(前の期は7円)に増額し、今期も8円を継続する方針としたことも支援材料。同時に、中期経営計画を発表。18年10月期に営業利益50億円(15年10月期実績は37億円)、ROE10%以上(同13.1%)を目指す方針を示した。株価は年初来高値を6ヵ月半ぶりに更新した。

■メルコホールディングス <6676>  2,248円  +239 円 (+11.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 17日、メルコ <6676> が発行済み株式数(自社株を除く)の13.51%にあたる300万株(金額で63億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月18日から16年12月16日まで。このうち、170万株を18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で買い付ける(買い付け価格は17日終値の2009円)。

■日機装 <6376>  992円  +68 円 (+7.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 日機装<6376>が急伸。同社は18日、台湾の化学大手、台塑石化股有限公司(台湾プラスチック)と戦略的業務提携を行い、台湾に深紫外線発光ダイオード(LED)の合弁会社を開設すると発表しており、これを材料視する買いが優勢となった。深紫外線LEDの波長は青色LEDよりも短く、照らすだけで水や空気を殺菌でき、医療用途や計測器向け光源など応用範囲が広い。日機装の出資比率は51%で、20年度に300億円の売上高を目指す方針を示しており、業容拡大期待が高まった。

■スターツ <8850>  2,410円  +139 円 (+6.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 スターツコーポレーション<8850>が急伸。同社は17日、カンボジアの首都プノンペンで、グループ初の海外自社施工ホテルプロジェクトをスタートしたと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このプロジェクトは、地上19階建て、客室240室を備える「(仮称)スターツプノンペンホテル」。企画から運営までグループ会社が合同で取り組む海外プロジェクトで、2018年春の開業を予定している。

■大日本塗料 <4611>  234円  +12 円 (+5.4%)  11:30現在
 大日本塗料<4611>は再動意、12月に入り全体相場に引きずられて調整局面にあったが、14日に下ヒゲで200円トビ台をつけて底値確認、徐々に上値指向に変わってきた。山岳トンネルとして日本最長の「南アルプストンネル」を皮切りにトンネル掘削工事がスタートするが、有力関連銘柄として銭高組<1811>などが買いを集める一方、同社も関連穴株としてマークする動きが出ているようだ。同社が手掛ける完全水系はく落防止工法「VFRM‐トンネル内装システム」が商機につながるとの見方が浮上している。

■小野薬品工業 <4528>  22,210円  +1,010 円 (+4.8%)  11:30現在
 17日、小野薬 <4528> が、がん免疫治療薬「オプシーボ」について、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに対する効能・効果に係る製造販売承認事項の一部変更承認を取得したと発表したことが買い材料。「オプジーボ」は化学療法の治療歴を持つ進行期非小細胞肺がん患者について、全生存期間の延長を世界で初めて示した免疫チェックポイント阻害剤。国内外での臨床試験で有用性が確認されたことで、非小細胞肺がんへの適用に関する承認を取得した。発表を受けて、肺がんの約85%を占める非小細胞肺がんへの適用による収益貢献に期待する買いが向かった。

■UBIC <2158>  886円  +39 円 (+4.6%)  11:30現在
 UBIC<2158>は大幅3日続伸。17日の取引終了後、独自のアルゴリズムLandscaping(ランドスケイピイング)を用いた人工知能(AI)「KIBIT(キビット)」を活用して、三菱東京UFJ銀行の法人向け銀行業務の一部の分野を支援すると発表しており、今後の事業展開の広がりを期待した買いが入っている。「KIBIT」は、専門家が自己の経験にもとづいて、重要と感じ取る“暗黙知”や“感覚”を学習し、対象となるテキストデータを関連性の高い順に点数付けして表わすことができるというもの。人間の手で1件ごとにデータを検索するより早く、高い精度で欲しい情報を抽出できる高度な情報解析技術を実現しているのが特徴となっている。今回の導入では、三菱東京UFJ銀行の法人向け業務の一部の分野で蓄積されたさまざまなテキストデータの解析を行う。業務の効率化を図るだけでなく、顧客の課題解決や提案つながるような金融サービス向上に繋がるとして、試験的な導入に至ったとしている。

■そーせいグループ <4565>  9,560円  +380 円 (+4.1%)  11:30現在
 そーせいグループ<4565>がしっかり。いちよし経済研究所は18日、同社株のレーティングの「A」を継続するとともにフェアバリューを8600円から1万4000円に引き上げた。英子会社であるヘプタレス社による製薬会社との複数の契約を評価している。「ヘプタレス社のGPCR(細胞表面のタンパク質で多くの疾患に関与)を標的とする創薬基盤技術の有用性の高さが裏付けられた」とみている。特にヘプタレス社と米ファイザー社との資本業務提携では、契約一時金、マイルストン、ロイヤリティを受領する。また、イスラエルのテバ社との契約による一時金なども評価している。ヘプタレス社関連の契約などを考慮し、同経研では17年3月期の連結営業利益を従来の47億円から49億円(16年3月期は59億円予想)、18年3月期は42億円から72億円に上方修正している。

■日本航空 <9201>  4,287円  +92 円 (+2.2%)  11:30現在
 JAL<9201>、ANAホールディングス<9202>が続伸。足もと原油市況が下値模索の展開となっており、前日のWTI原油先物価格は1バレル=35ドル台を再び下回ってきた。空運セクターは原油価格の下落に伴い原燃料コストが低下し、収益面でメリットが大きい。また、訪日外国人観光客数は11月も前年同月比4割強の伸びをみせるなど増勢に陰りがみられないなか、インバウンド効果が国際線の売り上げに反映されている点も買いの手掛かりとなっている。

■アスクル <2678>  4,805円  +85 円 (+1.8%)  11:30現在
 アスクル<2678>が続伸。国内大手証券では、下期は物流センター移転経費と追加販促費が利益を圧迫するものの、通期営業利益は計画超過を予想。中期でB2Bは商材拡大により堅調持続、B2Cは取引メーカーの増加による品揃え強化で新規顧客獲得が継続するとみて、化粧品など高採算品の拡販で収益性も改善すると解説。レーティング「バイ」を継続、目標株価を5200円から5500円に引き上げている。

■ピジョン <7956>  2,960円  +46 円 (+1.6%)  11:30現在
 ピジョン<7956>が3日続伸。市場では中国向け売上依存度の高い企業として認知されており、同社の8~10月期の中国での売上高が前年同期比15%減と低調だったことで株価も大幅な調整を余儀なくされた。しかし、中国向けは哺乳瓶などの流通在庫が一時的に膨らんだものの、構造的な需要は増加一途にあることに変わりない。中長期的には中国の一人っ子政策の廃止で恩恵を受けるほか、国内では増勢顕著な訪日観光客によるインバウンド需要の追い風も引き続き強い。また、北米事業も好調で16年3月期営業利益150億円(前期比17.4%増)は増額含みとみられている。

■Jトラスト <8508>  1,040円  +15 円 (+1.5%)  11:30現在
 17日、Jトラスト <8508> [東証2]が発行済み株式数の5.27%にあたる625万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は12月29日。

■東宝 <9602>  3,410円  +45 円 (+1.3%)  11:30現在
 東宝<9602>が3日続伸。この日18時30分から最新映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が全国一斉公開されることから配給会社である同社が関連銘柄として注目されている。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の興行収入については、「タイタニック」や「アバター」に並ぶ過去最大規模になるとの予想もあり、国内でも大ヒットが確実視されている。

■ラクーン <3031>  547円  +80 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 17日、ラクーン <3031> [東証M]が、BtoB掛売り・請求書決済代行サービス「Paid」(ペイド)」のLINEへの対応を開始したと発表したことが買い材料。情報発信やビジネスに活用できるコミュニケーションツール「LINE@(ラインアット)」の法人向けの料金支払いに「Paid」が導入されることが決定した。LINE@の主要ユーザーである小売・飲食事業者やEC事業者から決済手段として掛売り決済を求める声があり、今回の導入につながった。発表を受けて、「LINE@」は72万件ものアカウント数を持っていることから、顧客基盤の拡大による業績への寄与に期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 リアルワールド <3691>  2,125円  +400 円 (+23.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 博展 <2173>  612円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在
 攝津製油 <2611>  520円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在
 さくらインターネット <3778>  523円  +80 円 (+18.1%) ストップ高   11:30現在
 ラクーン <3031>  547円  +80 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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