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【市況】東京株式(前引け)=円高とFOMC目前で買い手控え

 15日前引けの日経平均株価は前日比138円安の1万8744円と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億1636万株、売買代金概算は1兆581億3000万円。値上がり銘柄数は526、対して値下がり銘柄数は1281、変わらずは115銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、売り買い交錯で始まった後、徐々に下値模索の動きを強める展開となった。前日の米国株市場は乱高下する原油先物相場を横にらみにボラティリティの高い展開だったが、結局NYダウは前日比100ドルを超える上昇で着地。しかし、外国為替市場で1ドル=121円を割り込むなど円高が進行、買いの気勢を削いだ。全般は12月4日以降の下げで値ごろ感も生じているが、15、16日のFOMCの結果を前に積極的な買いが入りにくい状況にある。前日のWTI原油価格は反発したものの、ドバイ原油は軟調で、引き続き原油市況の下値模索に対する警戒感も強い。

 個別では三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株が軟調、ソニー<6758>、任天堂<7974>も下げた。日東電工<6988>、村田製作所<6981>も安い。日本ハウスホールディングス<1873>が急落、神栄<3004>、保土谷化学工業<4112>なども下落した。NOK<7240>も売られた。半面、NTT<9432>が堅調、富士重工業<7270>もしっかり。コア<2359>が急伸、アイスタイル<3660>、日新電機<6641>も値を飛ばした。カプコン<9697>も高い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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