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【市況】東京株式(大引け)=347円安、リスク回避の売りに急落

 週明け14日の東京株式市場は寄り付きから売りが集中し、日経平均株価は1万9000円大台割れ。一時前週末比600円を超える下げをみせたが、前場後半を境に下げ渋る展開となった。

 大引けの日経平均株価は前週末比347円06銭安の1万8883円42銭と急反落。東証1部の売買高概算は20億3912万株、売買代金概算は2兆3882億5000万円。値上がり銘柄数は334、対して値下がり銘柄数は1531、変わらずは60銘柄だった。東証1部全体の8割の銘柄が値を下げた。

 きょうの東京市場は世界的な株安の連鎖で主力株中心に大幅な下げに見舞われた。前週末の欧米株市場では総じて波乱含みの下げとなり、米国株市場ではNYダウが300ドル超の下げをみせた。原油市況が下げ止まらず、北米指標であるWTI原油、アジア指標のドバイ原油ともに終値で1バレル=35ドル台に下落、これがリスク回避の流れを増幅させている。外国為替市場では一時1ドル=120円台半ばまで円高が進行、これも輸出株に逆風となった。15、16日のFOMCを控え押し目買いも限定的だったが、後場は中国株が強い動きとなったのを横目に買い戻しが入り下げ渋った。

 個別では、トヨタ自動車<7203>が売買代金断トツのなか200円強の下げ、ファーストリテイリング<9983>やファナック<6954>の下げも目立った。日立製作所<6501>、ダイキン工業<6367>も安い。gumi<3903>が急落、オムロン<6645>、新明和工業<7224>なども大きく値を下げた。一方、オリエントコーポレーション<8585>が商いを伴い上昇、神栄<3004>も物色人気。ステラ ケミファ<4109>、くらコーポレーション<2695>が値を飛ばした。東光<6801>、日本ガス<8174>も買われた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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