市場ニュース

戻る
 

【市況】個人主体の物色意欲は活発【クロージング】


30日の日経平均は下落。136.47円安の19747.47円(出来高概算24億6000万株)で取引を終えた。先週末の米国市場が高安まちまちだったほか、朝の外資系証券のフローが売り越しとなる中、やや利食い優勢の展開から始まった。前場段階では19800円を挟んでのもち合いをみせていたが、後場に入ると先物主導で利食いの流れが強まり、一時19707.67円と19700円割れ寸前まで下げる局面をみせている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり892、値下がり916、変わらず113となり、値上がり値下がり数が拮抗。規模別指数では大型、中型株指数が2ケタの下落となる半面、小型株指数はプラス圏で終えている。個人主体の物色意欲は活発であり、マザーズ指数、ジャスダック平均はプラスで終えている。

クリスマス商戦に突入した米国の個人消費動向に関心が集まるなか、感謝祭翌週の月曜日である「サイバーマンデー」の売上動向が注目される。個人消費の強さが示されるようなら、リバウンドにつながる可能性がある。また、市場は12月3日の欧州中央銀行(ECB)理事会の行方のほか、4日に11月の米雇用統計の結果を見極めたいとするムードが強そうである。全体の方向感が掴みづらいなか、中小型株を中心とした物色に向かわせよう。

《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均