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【市況】東京株式(大引け)=45円高、個別物色人気で5日続伸

 24日の東京株式市場は強弱感対立のなか、朝方から前週末終値近辺でのもみ合いとなっていたが、後場は次第に買いが優勢となった。
 大引けの日経平均株価は前週末比45円08銭高の1万9924円89銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は20億6209万株、売買代金概算は2兆2809億1000万円。値上がり銘柄数は1236、対して値下がり銘柄数は554、変わらずは127銘柄だった。
 きょうの東京市場は、前週の急な上昇で目先過熱感もあり、前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数がいずれも小安く引けたことで、朝方は利益確定の売りを誘発した。為替が円高傾向に振れたこともネガティブに作用した。しかし、外国人投資家が再び買い主体として意識されるほか、個人投資家の個別物色意欲も旺盛で中小型株を中心に下値では買いが厚い。安倍政権の新3本の矢に掲げられる名目GDP600兆円達成に向け、具体的な政策発表に対する期待が相場の先高期待につながっているとの見方も。売り方の買い戻しを絡め、後場は徐々に上値指向を強めた。
 個別では、シャープ<6753>が大商いで一時ストップ高目前に買われたほか、日東電<6988>、エーザイ<4523>も値を飛ばした。トヨタ<7203>、日本郵政<6178>も堅調。ネクスト<2120>、ベリサーブ<3724>が値を飛ばし、日本通信<9424>、KLab<3656>の上昇も目立つ。半面、ソフトバンク<9984>が軟調、かんぽ生命保険<7181>の下げも目立つ。ベル24HD<6183>が大幅安、大阪チタ<5726>、ティーガイア<3738>も売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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