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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):アイダ、国際石開帝石、いちごHD、スルガ銀

■アコーディア・ゴルフ <2131>  1,162円  +70 円 (+6.4%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常は5.2倍増益で上振れ着地」が好感された。アコーディア <2131> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.2倍の38.1億円に急拡大し、従来予想の31億円を上回って着地。
  ⇒⇒アコーディア・ゴルフの詳しい業績推移表を見る

■サカイ引越センター <9039>  6,390円  +300 円 (+4.9%)  本日終値
 サカイ引越センター<9039>が後場上げ幅を拡大。岩井コスモ証券が同社のレーティングを「B+」から最上位の「A」に格上げし、目標株価を6400円から7200円へ引き上げている。同証券は、同社の16年3月期第2四半期累計決算で、売上高・営業利益が期初の会社計画を上振れして着地したことについて、最大の要因は引越単価の上昇であると指摘。また、16年3月期通期の売上高を前期比5.2%増の745億円、営業利益は引き続き単価アップが寄与するとみて同19.9%増の76億円と予想し、それぞれ会社計画の超過達成を見込んでいる。

■アイダエンジニアリング <6118>  1,293円  +56 円 (+4.5%)  本日終値
 10日、アイダ <6118> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比33.6%増の50.5億円に拡大し、従来予想の41億円を上回って着地したことが買い材料。アジアで自動車関連向け中・大型プレス機の販売が大きく伸びたことが寄与。原価低減に加え、円安による輸出採算の改善や為替差益の発生も大幅増益に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の81億円→87億円(前期は82億円)に7.4%上方修正。従来の1.3%減益予想から一転して6.0%増益を見込み、一気に25期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,217円  +49.5 円 (+4.2%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>が急反発。同社は10日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を1兆1810億円から1兆690億円(前期比8.7%減)へ、営業利益を4710億円から4180億円(同21.9%減)へ減額した。原油市況が大幅低迷していることで収益採算が会社側の想定以上に悪化している。ただ、株価は今年6月以降、原油市況の下落と歩調を合わせて水準を切り下げており、事前に織り込みが進んでいた。業績下方修正幅が市場コンセンサスを下回ったこともあって足もと買い戻しが加速するかたちに。

■いちごHD <2337>  351円  +14 円 (+4.2%)  本日終値
 10日、東証がいちごHD <2337> [JQ]を17日付で東証1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同時に、東証1部指定を記念して、16年2月期の期末一括配当を従来計画の2円→3円(前期は1.3円)に増額修正したことも支援材料。

■スルガ銀行 <8358>  2,500円  +93 円 (+3.9%)  本日終値
 10日、スルガ銀 <8358> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.73%にあたる650万株(金額で160億円)を上限に、11日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-2」で自社株買い(買い付け価格は10日終値の2407円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。同時に決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比17.7%増の289億円に伸びて着地したことも支援材料。

■青木あすなろ建設 <1865>  894円  +32 円 (+3.7%)  本日終値
 10日、青木あすなろ <1865> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の38億円→53億円に39.5%上方修正。増益率が2.5%増→42.9%増に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ることが寄与。選別受注の徹底や業務の効率化による採算改善も利益を押し上げる。

■イズミ <8273>  4,750円  +150 円 (+3.3%)  本日終値
 イズミ<8273>が反発。大和証券が同社のレーティング「1」(買い)を継続し、目標株価を6300円から6800円へ引き上げるとのリポートをリリースしている。同証券は、同社の収益力と資本効率の高さ、成長性に対し、現在の株価は評価不足であろうと指摘。上昇余地は大きいとの見解を示している。

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