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【市況】東京株式(大引け)=32円高、米株急反発を受け買い優勢

 29日の東京株式市場は買い優勢で始まった後、いったん値を消したが、後場は再び買いに厚みが加わり日経平均株価はプラス圏で着地した。
 大引けの日経平均株価は前日比32円69銭高の1万8935円71銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は27億2557万株、売買代金概算は3兆4069億4000万円。値上がり銘柄数は987、対して値下がり銘柄数は794、変わらずは125銘柄だった。個別に売り買いが交錯するなか、売買代金は9月11日以来1カ月半ぶりの水準に膨らんでいる。
 前日の米国株市場がFOMC通過で結果的に急反発となり、東京市場にもリスクオンの流れが波及、朝方は高く始まった。しかし、日本時間今晩の米7~9月のGDP速報値や、あすに日銀の金融政策決定会合を控えていることもあって、買い一巡後はキャッシュポジションを高める動きが出て伸び悩んだ。一方、企業の決算発表が本格化するなか好業績銘柄中心に物色意欲は根強く、後場は再び買いが優勢に。中国株が堅調に推移したことも投資家心理にプラスとなった。
 個別では、ファナック<6954>が続伸、キーエンス<6861>も高い。MrMax<8203>が値上がりトップに買われたほか、山崎パン<2212>、オークマ<6103>も値を飛ばした。沖電線<5815>、サンフロンティア<8934>、フジクラ<5803>も大幅高となった。半面、任天堂<7974>、ディーエヌエー<2432>が急落、スタンレー電<6923>の下げもきつい。野村<8604>が値を下げ、アコム<8572>も下落した。CTC<4739>、ニチイ学館<9792>も安い。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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