市場ニュース

戻る
 

【市況】<動意株・20日>(大引け)=ぐるなび、ダイセキS、比較など

 ぐるなび<2440>=後場急伸。同社はこの日午前11時30分に、16年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の163億円から163億5000万円(前年同期比4.8%増)へ、営業利益を24億円から32億9000万円(同40.5%増)へ、純利益を16億円から22億円(同48.0%増)へ上方修正、これを好感する動き。下期以降に飲食店によるインバウンド需要の取り込みや地方展開など中長期の成長に向けた施策を一層強化すべく、関連事業を中心に費用削減を進めたこと、また飲食店の最盛期である忘年会、新年会や歓送迎会シーズンに集中的に広宣販促費を投下すべくその予算執行を下期に先送りしたことが要因。

 ダイセキ環境ソリューション<1712>=大幅高。土壌汚染処理大手で関東エリアでは大型道路工事関連で受注を確保、東北では復興関連でリサイクル施設が稼働し収益を押し上げる。トンネル掘削工事絡みでリニア中央新幹線の大口受注も視野に入り、中期成長期待にも富む。今16年2月期は営業利益段階で前期比47%増の18億300万円と高変化を見込むが、市場関係者の間では「依然保守的で20億円前後への増額の可能性が濃厚」(国内証券調査部)との指摘がある。

 比較.com<2477>=後場一段高。同社はきょう、複数の宿泊予約サイトを一元管理できる「TEMAIRAZU」および「手間いらず.NET」が、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」とのシステム連携を開始したと発表。トリップアドバイザーは、世界45カ国28言語でサイトを展開し、520万軒を超えるホテル、レストラン、観光スポットに対して2億5000万件以上の口コミ情報を掲載しており、月間ユニークユーザーは約3億7500万人を数える。なお、このたびのシステム連携は、国内の宿泊予約サイトコントローラでは業界初となる。

 トーカイ<9729>=急騰。同社は19日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を1027億1100万円から1061億1200万円(前期比8.1%増)へ、営業利益を68億8700万円から72億7400万円(同2.6%増)へ、最終利益を44億9500万円から50億600万円(同9.2%増)へそれぞれ上方修正した。同社は介護用品レンタルと調剤薬局を収益の二本柱としているが、調剤薬局事業において、高薬価の新薬発売に伴い売上高が増加しているほか、レンタル事業の売り上げも好調に推移しており、会社側の従来見通しを上回る。

 野村マイクロ・サイエンス<6254>=ストップ高。同社は19日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結について、売上高を従来予想の54億5200万円から78億1500万円(前年同期比68.4%増)へ、営業損益を同3億4300万円の赤字から2億2400万円の黒字(前年同期8億2000万円の赤字)へ、最終損益を同3億5200万円の赤字から1億3800万円の黒字(同6億7400万円の赤字)へ上方修正した。韓国や台湾の半導体・液晶関連企業から受注した水処理装置や、既存の水処理装置の改造工事および消耗品などの受注が前倒しで進捗したことなどが要因という。また、増収効果に伴い採算も好転し、赤字から黒字への転換を果たしたようだ。

 日東化工<5104>=急騰。同社は19日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)単独業績について、売上高を従来予想の46億円から45億3700万円(前年同期比12.1%減)へ下方修正した一方、営業利益を同2000万円から8400万円(前年同期6200万円の赤字)へ、最終損益を同収支均衡から4900万円の黒字(同8000万円の赤字)へ上方修正した。売上高は概ね予想通りとなったが、固定費の削減が当初計画を上回ったことが要因としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均