【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):エプソン、JFE、ミネベア、タカラバイオ
■セイコーエプソン <6724> 1,939円 +22 円 (+1.2%) 本日終値
セイコーエプソン<6724>が小反発。ドイツ証券は、セイコーエプソンの投資評価「バイ」を継続している。オフィスIJP(インクジェットプリンタ)拡大でIJP消耗品の成長が加速するとみたうえで、新興国ビッグタンクIJPの下振れリスクはあるものの、利益影響は限定的と指摘。むしろ先進国カードリッジIJPの本体需要弱含みによる生産数量抑制で第2四半期の利益ミックスはポジティブに働く可能性があるとの見解を示している。ただ、目標株価は2600円から2500円へ引き下げられた。
■JFE <5411> 1,801.5円 +18 円 (+1.0%) 本日終値
ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が反発。この日、傘下のJFEエンジニアリングが、都市環境プラントの基幹改良工事を相次いで受注したと発表しており、これを好感した買いが入っている。今回受注した基幹改良工事は、小浜市クリーンセンター(福井県小浜市)、沼ノ端クリーンセンター(北海道苫小牧市)、菰野町清掃センター(三重県菰野町)、印西クリーンセンター(千葉県印西地区環境整備事業組合)の4件。これらの一般廃棄物処理施設は、稼働後15年以上を経過し老朽化が進んでいるため、主要機器の更新・改造を行うことで施設の長寿命化や省エネルギー化を目指すとしている。なお、同社では2010年以降、累計で17件の基幹改良を受注。一般廃棄物処理施設は、全国で約1200施設が稼働しているが、このうち約半数は稼働後15年を経過していることから、今後の更新需要の取り込みにも期待が持たれている。
■ミネベア <6479> 1,312円 +12 円 (+0.9%) 本日終値
ミネベア<6479>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同社の目標株価を2700円から2300へ引き下げているものの、レーティングは「オーバーウエイト」を継続するとのリポートをリリースしている。同証券は、同社株価は、ハイエンドスマホ向けLEDBLのシェア低下懸念などから下落していたものの、同社によれば米大手スマホメーカーの新製品向けは9月中にフル生産になったとのことで、大きな懸念は必要ないと指摘。また、LEDBLは高収益のボールベアリング同様の強固なビジネスモデルへ移行中であり、17年3月期以降は更なるシェア拡大が期待できるとの見解を示している。
■タカラバイオ <4974> 1,265円 +10 円 (+0.8%) 本日終値
19日、タカラバイオ <4974> [東証M] が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.5億円→8.6億円(前年同期は7億円)に57.1%上方修正。従来の21.3%減益予想から一転して23.7%増益を見込み、5期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。欧米の海外子会社を中心に堅調に推移したうえ、円安の影響もあって売上高が計画を4.3%上振れることが寄与した。
■日立化成 <4217> 1,883円 +9 円 (+0.5%) 本日終値
大和証券の株式ストラテジーでは、内需vs外需で言えば内需企業の方が業績モメンタムは安定しているものの、バリュエーションの高い企業が多いと指摘。外需の中では、「世界高シェアの製品やサービスを持つ企業に注目したい」として、中期的にみれば世界高シェア銘柄は世界景気が回復する過程でアウトパフォームの可能性が高いとみて、当面は割安株に注目のスタンスを提案。世界シェア級の製品やサービスを持つ大型割安株として、日立化成<4217>、DIC<4631>、ブリヂストン<5108>、日立金属<5486>、三井金属<5706>、荏原<6361>、トヨタ自動車<7203>、NOK<7240>、商船三井<9104>などを紹介している。
■北海道電力 <9509> 1,272円 +6 円 (+0.5%) 本日終値
北海道電力<9509>が反発。ゴールドマン・サックス証券は19日、同社株の「買い」を再確認したうえで、強い買い推奨を意味する「コンビクション・リスト(CL)」に追加した。目標株価は1550円を維持している。同証券では「同社株は50円配当前提での配当利回りが4.0%と電力・ガスカバレッジ内で最も高く(19年3月期に50円復配予定)、今期からの業績改善と将来の50円配当への復配の見込みが織り込まれていない」と指摘。また、同社の原子力再稼働時期が遅れることが懸念されるが、「10月に入って再稼働に向けた規制プロセスに進捗がみられる」ことを挙げており、15年内に基準地震動が決定されることも予想され、その場合、「17年3月期第4四半期(1~3月)に再稼働する可能性が高い」とみている。
■富士フイルム <4901> 4,607円 +21 円 (+0.5%) 本日終値
富士フイルムホールディングス<4901>が反発。ドイツ証券は19日、同社株の投資評価の「バイ」を継続した。ただ、目標株価は5700円から5400円に引き下げた。メディカルやグラフィック事業が堅調で、ゼロックス向けレーザービームプリンター(LBP)消耗品の一括販売の反動減リスクを相殺し、16年3月期上期(4~9月)は会社想定線以上の着地を予想している。
■ニコン <7731> 1,542円 +4 円 (+0.3%) 本日終値
モルガン・スタンレーMUFG証券の半導体セクターのリポートでは、日本半導体製造装置協会が9月の日本製装置BBレシオを発表したことを受け、7~9月の半導体装置受注2614億円(前年同期比10%減)は予想レンジの下限水準と指摘。FPD製造装置は最終需要減速にもかかわらず、09年以降最高水準の受注が続いているため、大型パネル・中小型パネルとも16年の供給過剰リスクは高まっていると解説。16年下期以降にニコン<7731>のFPD露光装置などの減速リスクが大きいと解説している。
●ストップ高銘柄
日本アイ・エス・ケイ <7986> 211円 +50 円 (+31.1%) ストップ高 本日終値
野村マイクロ <6254> 373円 +80 円 (+27.3%) ストップ高 本日終値
ガイアックス <3775> 1,429円 +300 円 (+26.6%) ストップ高 本日終値
エイジア <2352> 1,440円 +300 円 (+26.3%) ストップ高 本日終値
テクノマセマティカル <3787> 1,588円 +300 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
DMP <3652> 2,461円 -500 円 (-16.9%) ストップ安 本日終値
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース
セイコーエプソン<6724>が小反発。ドイツ証券は、セイコーエプソンの投資評価「バイ」を継続している。オフィスIJP(インクジェットプリンタ)拡大でIJP消耗品の成長が加速するとみたうえで、新興国ビッグタンクIJPの下振れリスクはあるものの、利益影響は限定的と指摘。むしろ先進国カードリッジIJPの本体需要弱含みによる生産数量抑制で第2四半期の利益ミックスはポジティブに働く可能性があるとの見解を示している。ただ、目標株価は2600円から2500円へ引き下げられた。
■JFE <5411> 1,801.5円 +18 円 (+1.0%) 本日終値
ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が反発。この日、傘下のJFEエンジニアリングが、都市環境プラントの基幹改良工事を相次いで受注したと発表しており、これを好感した買いが入っている。今回受注した基幹改良工事は、小浜市クリーンセンター(福井県小浜市)、沼ノ端クリーンセンター(北海道苫小牧市)、菰野町清掃センター(三重県菰野町)、印西クリーンセンター(千葉県印西地区環境整備事業組合)の4件。これらの一般廃棄物処理施設は、稼働後15年以上を経過し老朽化が進んでいるため、主要機器の更新・改造を行うことで施設の長寿命化や省エネルギー化を目指すとしている。なお、同社では2010年以降、累計で17件の基幹改良を受注。一般廃棄物処理施設は、全国で約1200施設が稼働しているが、このうち約半数は稼働後15年を経過していることから、今後の更新需要の取り込みにも期待が持たれている。
■ミネベア <6479> 1,312円 +12 円 (+0.9%) 本日終値
ミネベア<6479>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同社の目標株価を2700円から2300へ引き下げているものの、レーティングは「オーバーウエイト」を継続するとのリポートをリリースしている。同証券は、同社株価は、ハイエンドスマホ向けLEDBLのシェア低下懸念などから下落していたものの、同社によれば米大手スマホメーカーの新製品向けは9月中にフル生産になったとのことで、大きな懸念は必要ないと指摘。また、LEDBLは高収益のボールベアリング同様の強固なビジネスモデルへ移行中であり、17年3月期以降は更なるシェア拡大が期待できるとの見解を示している。
■タカラバイオ <4974> 1,265円 +10 円 (+0.8%) 本日終値
19日、タカラバイオ <4974> [東証M] が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.5億円→8.6億円(前年同期は7億円)に57.1%上方修正。従来の21.3%減益予想から一転して23.7%増益を見込み、5期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。欧米の海外子会社を中心に堅調に推移したうえ、円安の影響もあって売上高が計画を4.3%上振れることが寄与した。
■日立化成 <4217> 1,883円 +9 円 (+0.5%) 本日終値
大和証券の株式ストラテジーでは、内需vs外需で言えば内需企業の方が業績モメンタムは安定しているものの、バリュエーションの高い企業が多いと指摘。外需の中では、「世界高シェアの製品やサービスを持つ企業に注目したい」として、中期的にみれば世界高シェア銘柄は世界景気が回復する過程でアウトパフォームの可能性が高いとみて、当面は割安株に注目のスタンスを提案。世界シェア級の製品やサービスを持つ大型割安株として、日立化成<4217>、DIC<4631>、ブリヂストン<5108>、日立金属<5486>、三井金属<5706>、荏原<6361>、トヨタ自動車<7203>、NOK<7240>、商船三井<9104>などを紹介している。
■北海道電力 <9509> 1,272円 +6 円 (+0.5%) 本日終値
北海道電力<9509>が反発。ゴールドマン・サックス証券は19日、同社株の「買い」を再確認したうえで、強い買い推奨を意味する「コンビクション・リスト(CL)」に追加した。目標株価は1550円を維持している。同証券では「同社株は50円配当前提での配当利回りが4.0%と電力・ガスカバレッジ内で最も高く(19年3月期に50円復配予定)、今期からの業績改善と将来の50円配当への復配の見込みが織り込まれていない」と指摘。また、同社の原子力再稼働時期が遅れることが懸念されるが、「10月に入って再稼働に向けた規制プロセスに進捗がみられる」ことを挙げており、15年内に基準地震動が決定されることも予想され、その場合、「17年3月期第4四半期(1~3月)に再稼働する可能性が高い」とみている。
■富士フイルム <4901> 4,607円 +21 円 (+0.5%) 本日終値
富士フイルムホールディングス<4901>が反発。ドイツ証券は19日、同社株の投資評価の「バイ」を継続した。ただ、目標株価は5700円から5400円に引き下げた。メディカルやグラフィック事業が堅調で、ゼロックス向けレーザービームプリンター(LBP)消耗品の一括販売の反動減リスクを相殺し、16年3月期上期(4~9月)は会社想定線以上の着地を予想している。
■ニコン <7731> 1,542円 +4 円 (+0.3%) 本日終値
モルガン・スタンレーMUFG証券の半導体セクターのリポートでは、日本半導体製造装置協会が9月の日本製装置BBレシオを発表したことを受け、7~9月の半導体装置受注2614億円(前年同期比10%減)は予想レンジの下限水準と指摘。FPD製造装置は最終需要減速にもかかわらず、09年以降最高水準の受注が続いているため、大型パネル・中小型パネルとも16年の供給過剰リスクは高まっていると解説。16年下期以降にニコン<7731>のFPD露光装置などの減速リスクが大きいと解説している。
●ストップ高銘柄
日本アイ・エス・ケイ <7986> 211円 +50 円 (+31.1%) ストップ高 本日終値
野村マイクロ <6254> 373円 +80 円 (+27.3%) ストップ高 本日終値
ガイアックス <3775> 1,429円 +300 円 (+26.6%) ストップ高 本日終値
エイジア <2352> 1,440円 +300 円 (+26.3%) ストップ高 本日終値
テクノマセマティカル <3787> 1,588円 +300 円 (+23.3%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
DMP <3652> 2,461円 -500 円 (-16.9%) ストップ安 本日終値
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース