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【市況】日経平均は91円高でスタート、日銀短観は3四半期ぶりの悪化も想定内/寄り付き概況


日経平均 : 17479.97 (+91.82)
TOPIX  : 1422.36 (+11.20)

[寄り付き概況]

 日経平均は小幅に続伸で始まった。米国市場では9月のADP雇用統計では、民間部門の雇用者数は前月比20万人増と予想を上回ったことが好感され、NYダウは235ドル高となった。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の17495円となり、これにさや寄せする格好。寄り付き前に日銀が発表した企業短期経済観測調査(短観9月調査)は、大企業・製造業の業況判断が6月調査から3ポイント悪化してプラス12となり、3四半期ぶりに悪化した。悪化は想定内となるなか、日銀による追加の緩和政策への思惑が高まる格好。

 セクターでは精密機器、海運、その他金融、電気機器、鉱業、不動産、鉄鋼、機械、金属製品、情報通信などが上昇。一方で、食料品、電力ガス、保険、ゴム製品、証券、水産農林などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。
《SY》

 提供:フィスコ

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