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【市況】28日の株式相場見通し=NYダウ大幅続伸と、円安進行を好感し買い先行

 28日の東京株式市場は、週末控えで利益確定の売りが予想されるものの、前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が大幅続伸したのに加え、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることを好感して買い優勢のスタートとなりそうだ。なお、シカゴ市場での日経平均先物9月物(円建て)の清算値は1万9015円と、大阪取引所の終値に比べて445円の大幅上昇となった。
 27日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比369.26ドル高の1万6654.77ドルと大幅続伸した。この2日間の上昇幅は合計988ドルと1000ドル近くに達した。中国・上海株式市場が6日ぶりに反発に転じたのに加え、米商務省が発表した4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が前期比年率3.7%増と、速報段階の同2.3%増から大幅に上方修正されたことが好感された。また、米原油価格先物相場が戻したことも買い支援材料となった。ナスダック総合指数は、同115.172ポイント高の4812.708と大幅続伸した。
28日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=121円10銭台と、前日に比べて大幅に円安・ドル高が進行している。
 日程面では、乳原料・チーズなどの輸入の卸売り、チーズの製造販売のラクト・ジャパン<3193>が東証2部に、スマホ向けアプリによる広告コンサルティング、オンライン決済のメタップス<6172>が東証マザーズにそれぞれ新規上場する。このほかに、7月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率・商業動態統計に注目。海外では、米7月の個人消費支出、ブラジル4~6月期のGDPが焦点となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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